パナソニックは10月23日、「歯と健康シンポジウム」を開催。ビジネスパーソンの歯と口の健康に関する内容のほか、日本歯科医師会常務理事と「予防医療」を推奨する堀江貴文氏によるトークも。後半ではパナソニックのオーラルケア製品「ドルツ」シリーズに触れ、シンポジウム参加者は、9月1日発売のドルツシリーズ最上位機種「W-DP53」を使ったブラッシング指導を受けることができました。
歯の問題は命の問題? 糖尿病や心疾患のリスクを高める歯周病
シンポジウムでは日本歯科医師会常務理事の小山茂幸氏が登壇し、日本の歯科医療の現状について語りました。日本では、80歳までに20本の自前の歯を残そうという「8020運動」が推進されています。
しかし実態調査によると、平均20本以上の歯を保有する平均年齢は約69歳まで。80歳時の平均本数は15.3本程度とのこと。また、歯周病や歯が抜けることによる弊害は、全身の病気にも関連するそうです。たとえば、歯周病は病状が進行すると毒素が血管に入り、肥満や糖尿病、心疾患などのリスクが高まります。また、歯がない状態だと認知症の発生リスクが上がって要介護になりやすいなど、口の中だけではなく全身の問題に関わってくると……。
新型ドルツを使った歯磨き指導
パナソニック主催のシンポジウムということもあり、会場では同社の電動歯ブラシ「ドルツ」W音波振動の最上位モデル「EW-DP53」を使用した歯磨き指導が。歯が抜ける大きな原因は歯周病と虫歯。このため、歯周病は歯と歯茎の間にある歯周ポケットの掃除が重要。
一方、虫歯は歯の表面の汚れを落とすことが重要になります。そこで、歯科医師が推奨しているのが歯ブラシを横方向に小刻みに動かす「ヨコ磨き」。ドルツはこの「ヨコ磨き」ができる音波ブラシです。
EW-DP53を含めたドルツの音波ブラシの上位機種は「W音波振動」に対応。これは、約31,000回/分という超高速で約1mmの小刻みな横移動をするだけではなく、同時に約12,000回/分のスピードで縦に動いて、歯を「タタキ磨き」するという機能。ヨコ磨きは歯周ポケットや歯の表面の汚れを落とすのに向いており、タタキ磨きは歯間の汚れに対して立体的にアプローチするといいます。
EW-DP53の動作モードは本体ボタンで切り替え。W音波振動で強力に歯垢がとれる「Wクリーンモード」、ヨコ磨きだけの「ノーマルモード」、優しい振動の「ソフトモード」、シリコンブラシ用のW音波振動モード「Wガムケアモード」、さらにステインオフアタッチメント用の「ステインオフモード」の5モードがあります。
本体だけではなく、ブラシも特徴的です。標準ブラシとなる新「極細毛ブラシ」は、毛先の細さが約0.02mmとかなり細め。歯周ポケットにもしっかり入るサイズです。ブラシは中央の毛と両脇の毛に3mmの段差が作られており、歯周ポケットに「入り込みすぎる」のを防ぎます。これまで極細毛ブラシはコンパクトサイズのみでしたが、新モデルからは口が大きい人が短時間で磨けるというラージサイズも登場しました。
電動歯ブラシはペンのように持って、動かしすぎないのがポイント
EW-DP53を使用した、歯科衛生士による歯磨き指導では、歯ブラシの持ち方なども教わりました。電動ブラシは磨き方が特徴的で、ドルツは最初からヨコ磨きをするようにブラシ自体が動いているため、手でブラシを「動かしすぎない」のが重要。ブラシを歯の一本一本に当てるように動かすのがポイントです。歯の表面を磨くときは歯に垂直に、歯と歯茎の間を磨く場合は45度の角度でブラシを当てるのもコツだといいます。
シンポジウムでは歯磨き指導だけではなく、「予防医療」を提唱している堀江貴文氏と小山茂幸氏によるトークセッションも行われました。堀江氏は、自身もEW-DP53を使用して「普段よりも短い時間でしっかり歯磨きができたので、忙しい人の時短としても優秀な歯ブラシ」としながらも、「とはいえ、どんな優秀な歯ブラシを使っても定期的な歯科検診は絶対必要! パナソニックさんはドルツのCMの最後に『最低でも半年に一度は歯科検診にいきましょう』という告知もしてほしい」と、メーカーに向かってチクリ。いつものホリエモン節を炸裂させました。