オービックビジネスコンサルタント(OBC)は10月23日、仕入在庫管理システムである「蔵奉行クラウド」を10月31日に発売すると発表した。また、「商奉行クラウド」と統合した「商奉行クラウド」を提供開始する。価格は、蔵奉行クラウドが1ライセンスの年間利用料が18万円(税別)から、商蔵奉行クラウドが同30万円(同)から。いずれも、初期費用として5万円(同)が別途必要。
蔵奉行クラウドは、仕入管理・在庫管理業務をカバー。具体的には、商品単価や履歴を自動表示し、また発注データを仕入・入荷と連携でき二重入力をなくすとしている。
さらに、支払予定を消し込むことで、支払伝票と支払データを自動作成できるという。
そのほか、在庫一覧から商品受払帳へ在庫管理資料をドリルダウンして自由に参照でき、棚卸・決算業務に必要な棚卸減耗損や商品評価損など経理処理に対応できるという。
商蔵奉行クラウドは、「商奉行クラウド」との統合により、オンプレミスでは実現できないコストダウンとバリューアップの双方を同時に実現できるとのこと。
まず、データ連携により販売管理業務と仕入在庫管理業務を自動化。業務プロセスに関しては、販売管理・仕入在庫管理の業務プロセスをフルカバーしており、業務データが次のプロセスへ自動的に繋がっていくため、業務ごとの二重入力をなくすとしている。
API連携によって、受注・発注データや売上・仕入データを取り込んで伝票を自動生成させ、従来のファイル連携では実現できなかった外部システムからの情報の参照と書込を自動的に行えるようになるという。