富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は15日、15.6型のスタンダードノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズの新製品を発表した。4K 有機ELディスプレイを搭載した最上位モデル「LIFEBOOK AH-X/D3」は別記事に譲り、ここでは「LIFEBOOK AH77/D3」「LIFEBOOK AH53/D3」「LIFEBOOK AH43/D3」「LIFEBOOK AH42/D3」の4機種を紹介する。

  • LIFEBOOK AH77/D3。キーボードはテンキー付きで、側面が透明なプリズムクリアキーを従来同様搭載している

A4サイズで家庭向けの据え置きノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズの2019年秋冬モデル。従来モデルより上ベゼルを2.8mm細くした狭額縁を採用したほか、本体デザインを、より薄く見えるものに変更(実サイズは従来機とほぼ同じ)。ストレージは全モデルSSDとなり、CPUはより新しいものに刷新した。最上位モデルでは第9世代Intel Core i7-9750H(6コア12スレッド)に強化。ミドルレンジのAH43/D3では、前モデルではIntel Core i3プロセッサだったところ、Ryzenプロセッサを新しく搭載している。

LIFEBOOK AH77/D3

LIFEBOOK AH77/D3はシリーズの上位モデルで、CPUに6コア12スレッドのIntel Core i7-9750Hを採用し、ストレージは256GB SSD(PCIe)+1TB HDDを内蔵。このほか、メモリは8GB、ディスプレイは15.6型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)、グラフィックスはIntel UHD Graphics 630(CPU内蔵)、光学ドライブはBlu-rayドライブなどを搭載する。Windows Hello対応の顔認証Webカメラも備える。

通信機能はギガビット準拠の有線LAN×1、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 5.0。インタフェースは、USB 3.1(Gen2)Type-C×1、USB 3.0 Type-A×2、USB 2.0(1基は電源オフUSB充電機能付き) Type-A×1、HDMI×1、SDカードスロットなど。

バッテリ駆動時間は約6時間(JEITA 2.0)。本体サイズは全機種同じでW361×D244×H27mm。重さは約2.1kg。店頭予想価格は税別220,000円強。10月17日に発売する。カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3色。

LIFEBOOK AH53/D3

LIFEBOOK AH53/D3はシリーズの上位モデル。上位の「AH77/D3」から、CPUがIntel Core i7-8565Uに、ストレージ容量が512GB SSDに、グラフィックスがIntel UHD Graphics 620(CPU内蔵)に変更され、顔認証対応Webカメラが省かれる。重さは約2.0kg。店頭予想価格は税別200,000円強。10月17日に発売する。カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色。

  • LIFEBOOK AHシリーズのブラック、ホワイト、ブルー(AH77/D3のみ)、レッド(AH53/D3のみ)

LIFEBOOK AH43/D3

LIFEBOOK AH45/D3はシリーズのミドルレンジモデル。プロセッサに、4コア4スレッドのRyzen 3 2300Uを採用していることが特徴だ。このほか、メモリが8GB、ストレージが256GB SSD(PCIe)、グラフィックスがRadeon Vega 6(CPU内蔵)、ディスプレイが15.6型ワイド液晶(1,366×768ドット)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブなどとなる。

主なインタフェースは変わらないが、Bluetoothは4.2に準拠。バッテリ駆動時間は約9.7時間(JEITA 2.0)。重さは約2.3kg。10月17日に発売し、店頭予想価格は税別130,000円弱。カラーはブラックのみ。

LIFEBOOK AH42/D3

LIFEBOOK AH42/D3はシリーズのエントリーモデル。CPUにIntel Celeron 4205U(1.80GHz)を採用し、グラフィックスはIntel UHD Graphics 610(CPU内蔵)となる。Bluetoothは5.0に準拠。バッテリ駆動時間は約8時間(JEITA 2.0)で、重さは約2.0kg。11月21日に発売し、店頭予想価格は税別100,000円弱。カラーはブラックとホワイトの2色。