OSがアップデートされる度に種類が増えている、Apple Watchの文字盤デザイン。それぞれの特徴や使いこなしのポイントを紹介します。今回はカリフォルニアです。
「カリフォルニア」は遊び心ある個性派好きにおススメ
「カリフォルニア」は上半分がローマ数字、下半分がアラビア数字、上下左右は記号という不思議な組み合わせが特徴です。これはイタリアの時計ブランド「オフィチーネ パネライ」が1930年代にデザインした「Radiomil California」の文字盤がモチーフになっているようです。バリエーションとして、同じレイアウトでローマ数字だけ、アラビア数字だけの表示や、アラビア・インド数字、デーバナーガリー数字という、日本では馴染みのない文字を用いたデザインも用意されています。
ダイヤルは、四角い文字盤表示の「フルスクリーン」と、四隅にコンプリケーションを配置した「円形」の2種類から選択できます。
情報量と実用性
「Radiomil California」はもともと軍用ということもあって、実用重視。視認性は非常に良好です。
フルスクリーンには2つのコンプリケーションが配置されていますが、うち1つは日付やストップウォッチなどいくつかの種類に限定されており、カスタマイズ度は低め。時計表示を中心に使う場合に適しています。逆に、円形には四隅と目盛り上部の合計5つ配置されており、ビジュアル的にも情報量の多い文字盤にすることができます。
Apple Watch Series 5では、手首を傾けていない間は背景色と秒針が非表示になります。
おススメの使い方
カリフォルニアのデザインの特徴は、やはりユニークで遊び心のある文字表示にあります。これを活かして使うならコンプリケーションはなるべくシンプルにしたいところ。割り切ってオフにするという選択肢もありでしょう。クラシックなレザーバンドを組み合わせて「パネライ風味」を楽しむのもまた遊び心です。