オーディオテクニカは、完全ワイヤレスイヤホンのエントリーモデル「ATH-CK3TW」を11月15日に発売する。価格はオープンで、店頭価格は税別13,000円前後を見込む。IFA2019で発表していた製品で、国内での発売日と価格が決定した。カラーはブラック、ブルー、レッド、ホワイトの4色。
5.8mm径の小型ダイナミック型ドライバーを搭載し、Bluetooth 5.0に準拠した完全ワイヤレスイヤホン。ネット通販などで低価格な完全ワイヤレスイヤホンが溢れている中で、オーディオテクニカは高い品質と手に取りやすい価格設定を両立させたエントリーモデルとして、ATH-CK3TWを開発した。
手ごろな価格帯ながら、左右独立伝送により音切れに強く、低遅延を実現するクアルコムの「TrueWireless Stereo Plus(TWS Plus)」に対応しているのも注目ポイント。ソニーモバイルの「Xperia 1」などのTWS Plus対応スマートフォンと組み合わせると、左右各チャンネルのサウンドを左右イヤホンに個別に伝送でき、安定した接続を実現する。また、高い伝送効率で電池が長持ちするため、ロングプレイが可能。コーデックはSBCとaptXに対応する。
スマートフォンと連携した場合は、周囲の雑音を抑えるQualcomm cVcテクノロジーにより、移動中でも明瞭で自然な会話を可能にする。
イヤホン本体はIPX2の防滴仕様。耳に沿うラウンドフォルムと専用イヤピースでフィット感を高めた。凹形ハウジングにはタッチセンサーを備え、音楽操作や通話、音量調整を正確にコントロールできるとする。耳への装着を検出するセンサーにより、音楽を自動で再生 / 一時停止する機能も備える。
連続約6時間の音楽再生が可能で、充電ケースと組み合わせて最大約30時間聴ける。出力音圧レベルは98dB/mWで、再生周波数帯域は20~20kHz。インピーダンスは16Ω。重さは左右各4.7g、ケースは約49.7g。
オーディオテクニカの発表会には、スペシャルゲストとして姉妹音楽ユニット「チャラン・ポ・ランタン」の小春さんとももさん、ロックバンド「シーナ・アンド・ロケッツ」の鮎川誠さんが登場。司会のサッシャさんを交えて、日頃のアーティスト活動で利用しているオーディオテクニカ製品について語ったほか、今回発表された新製品に実際に触れてみての印象もコメントした。
特に、ももさんはATH-CK3TW(ブルー)が気になったようだ。実際にイヤホンを手に取って耳にはめ、「宇多田ヒカルの曲が流れてる!」と興奮した様子をみせつつ、しばらくずっと真剣に音楽に聞き入っていた。
SOLID BASS完全ワイヤレス×baanaiコラボの限定イヤホン
“SOLID BASS”シリーズの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS5TW」には、新たなバリエーションモデルを追加。海とサーフィンをテーマに活動しているアーティスト/ペインターのbaanaiとコラボレーションした、限定デザインの「ATH-CKS5TW LTD」を11月15日に発売する。価格はオープンで、店頭価格は税別18,000円前後を見込む。
baanaiは、「自身の想いを乗せたアートワーク」を、COMME des GARCONS(コム・デ・ギャルソン)などのブランドに提供し、国内外から注目を集めているアーティスト。ATH-CKS5TW LTDは、そのアートワークをイヤホンのハウジングや充電ケースの平面部にデザインとして採り入れたモデルだ。イヤフォンと連携するスマートフォン専用アプリ「Connect」の画面では、baanaiの特別デザインが選べる。
デザイン以外の仕様は従来モデルと同じ。2層の振動板を採用した10mm径大型ドライバーで厚みのある低音と鮮明な中高域を再生でき、ホールド感を高める3Dループサポートや専用イヤーピースで安定したフィット感を実現する。再生時間は約15時間。充電ケースと組み合わせて最大45時間音楽を聴ける。