キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)は8月1日、ESETの法人向けデータ暗号化製品である「DESlock Plus Pro」の名称を「ESET Endpoint Encryption」(イーセット エンドポイント エンクリプション)に変更し、「ESETセキュリティソフトウェアシリーズ」のラインアップとして8月21日より発売することを発表した。
今回の名称変更は「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」のソリューション対応力を明確にするためだという。これにより、高度サイバー攻撃対策やウイルス対策、さらには暗号化による情報漏洩対策まで幅広く提供していくとしている。
同製品は、PCのフルディスク暗号化のほかに、リムーバブルメディアやフォルダー単位の暗号化など多様な暗号化機能を有し、ユーザーのさまざまなニーズに幅広く対応するという。
内蔵のHDDやSSDをOSのシステム領域からアプリケーションデータまでディスク全体をまるごと暗号化する。非暗号化領域を残さないため、ストレージを取り出してもデータを読み出すことはできない。フルディスク暗号化以外にも、リムーバブルメディア暗号化、 フォルダー / ファイルの暗号化、メール暗号化、テキスト暗号化にも対応するということだ。
また、ESET Endpoint Encryptionライセンス製品を購入すると「管理用プログラム」を無償で利用可能。クライアントPCを管理することで、自動暗号化機能・自動アクティベーション機能による導入時の作業負荷の軽減や管理者パスワードの管理負荷を軽減。Opalに準拠した暗号化機能付きHDD/SSD搭載のPCにも対応し、暗号化状態を一元管理できるPCの種類が増え、セキュリティ管理者の業務効率化を支援するとしている。
提供価格は、パッケージ製品の場合、新規12,800円、更新4,800円(ユーザーあたり1年間の価格、年間のライセンスサポート料金を含む)。ライセンス製品は6〜24ユーザーの場合、企業向けライセンスが新規・追加12,500円、更新3,450円、教育機関向けライセンスが新規・追加6,250円、更新1,730円、官公庁向けライセンスが新規・追加9,380円、更新2,590円。