JetBrainsは現地時間24日、同社の開発環境最新版となるIntelliJ IDEA 2019.2をリリースした。するエンタープライズ開発向け商用のUltimate版と無料のCommunity版、それぞれWindows/macOS/Linuxに対応。詳細はリリースノートに記載。1月以来の2019年2回目となる大規模なアップデートとなる。

同社は、特徴をピックアップした特設サイトを設置しているが、Ultimate版/Community版それぞれに対応するJavaでは、プレビュー段階であるJava 13への対応が図られており、3つダブルコーテーションでエスケープを考慮した複数行のテキストブロックを生成するText Blocks(JEP 355)や"->"を用いた新たなSwitch構文(JEP 354)への対応を掲載している。

  • 新Switch構文の様子、IntelliJ IDEA 2019.2の新機能紹介<a href="https://www.jetbrains.com/idea/whatsnew/" target="_blank">サイト</a>より抜粋

    IntelliJ IDEA 2019.2の新機能紹介サイトより抜粋

ほかパフォーマンス向上や20言語以上のSyntax highlightingへの対応、Kotlin、Groovy、Scala、JavaScript & TypeScriptでの個別の機能追加。Ultimate版におけるNode.JSのバンドル、場所を知らずともデータソースの右クリックでテキストを検索するFull-text Searchなど多数。

JetBrains社はチェコのプラハに本社を構え、ロシアやドイツ、米国などに研究開発拠点を持つ。15年を超えるソフトウェア開発環境開発への取り組みは、IntelliJ IDEAを筆頭にPython開発者向けIDE 「PyCharm」、PHP開発者向け「PhpStorm」、RubyやRuby and Rails向けIDE「RubyMine」など24製品600万を超えるユーザーを獲得している。