富士フイルムは7月18日、デジタルカメラ「X」シリーズ用の標準ズームレンズ「フジノンレンズ XF16-80mmF4 R OIS WR」を発表した。9月下旬より発売する。価格は105,000円(税別)。
焦点距離16~80mm(35mm判換算:24~122mm相当)の標準ズームレンズ。全焦点域で開放F値「F4」の明るさを実現するとともに、CIPA準拠で6.0段分の手ブレ補正機能を搭載。手持ちによる夜景撮影や室内での撮影に力を発揮する。
レンズ構成は12群16枚で、非球面レンズ×3枚により球面収差と像面湾曲を効果的に抑制。画像中心部から周辺部まで高い解像感が得られる。手ブレ補正用レンズにED非球面レンズを採用することで、手ブレ補正による収差の変動も抑制。
インナーフォーカス方式を採用し、ステッピングモーターを内蔵。フォーカス動作が高速かつ静かなので動画撮影にも適している。鏡胴は各所にシーリングを施した防塵、防滴設計。-10度の耐低温性能も備える。主な仕様は以下の通り。
- 最小絞り: F22
- 絞り形式: 9枚 円形絞り
- 最短撮影距離(撮像素子面から): 35cm~
- 最大撮影倍率: 0.25倍(テレ端)
- 最大径×長さ: 78.3×88.9(ワイド端)~131.5mm(テレ端)
- 重さ: 約440g(レンズキャップ、フードを含まず)
- フィルターサイズ: 72mm