シグマは7月11日、Artラインに属する大口径超広角ズームレンズ「SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN」を発表した。Lマウント用とソニーEマウント用を用意。8月下旬より発売する。価格は190,000円(税別)。

  • SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN

    SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN

焦点距離が14~24mmの大口径超広角ズームレンズ。「星景写真用レンズの決定版」とうたっており、周辺まで均一な描写と解像感が得られるとしている。星景写真の撮影で使われるシートタイプのリアフィルターを装着できる「リアフィルターホルダー」を標準で装備。フィルターの脱落防止のためのロック機構も備える。

  • SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN
  • SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN

レンズ構成は13群18枚。FLDガラス×1枚とSLDガラス×5枚を適切に配置し、画面周辺にいたるまで色収差を抑制する。さらに3枚の非球面レンズにより、効果的にコマ収差なども抑える。

コーティングにはスーパーマルチレイヤーコートのほか、新開発のナノポーラスコーティングも採用。逆光のような強い入射光の影響を受けにくくなっている。本体はショートフランジバックを活かしたコンパクト設計。防塵防滴機構を採用し、レンズ最前面には撥水・防汚コートを施している。主な仕様は以下の通り。

  • 最小絞り: F22
  • 絞り枚数: 11枚(円形絞り)
  • 最短撮影距離: 28cm
  • 最大撮影倍率: 1:7.3
  • 最大径×長さ: 85×131mm
  • 重さ: 795g