Amazon.co.jpは9日、Amazon Fire TVシリーズ向けの「YouTube」公式アプリを提供開始した。現在日本で販売しているFire TV Stick(第2世代)および、Fire TV Stick 4Kで同日から利用できる。
合わせて、Amazon.co.jpの有料会員向け動画ストリーミングサービス「Amazon Prime Video」公式アプリもChromecastに対応。Amazon Prime VideoをChromecastおよびChromecast built-in搭載端末にキャストして視聴できるようになる。
AmazonとGoogleの間では、それぞれの製品やサービスの扱いを巡って問題が生じていた。AmazonではChromecastなどのGoogle製品を取り扱わず、Googleはそれを不服として、Fire TVなどAmazonが提供するデバイスによるYouTubeのアクセスを制限。ブラウザ経由での視聴しかできなかった。
だが2019年4月に両者が歩み寄り、Amazon Fire TV向けにYouTube公式アプリが提供された。今回、日本にもこの措置が拡大した形だ。
YouTube公式アプリは、Fire TVのホーム画面の「マイアプリ&ゲーム」から入手できる。Alexa対応デバイスから音声操作でYouTubeを起動することもでき、例えば「アレクサ、YouTubeを開いて」などと声をかけることでYouTubeを視聴できるようになる。
「YouTube」公式アプリは、2017年以前に発売したFire TV(第2世代、第3世代)および、Fire TV Stick(第1世代)向けにも、今後数カ月以内に配信される予定。