タイガー魔法瓶は6月5日、圧力IH炊飯ジャー「炊きたて」シリーズの「JPC-G型」と「JPC-H型」を発表した。上位のG型は5.5合炊き「JPC-G100」と1升炊き「JPC-G180」の2モデル。H型は5.5合炊き「JPC-H100」と1升炊き「JPC-H180」の2モデルを用意。

  • JPC-G型(JPC-G180はエアリーホワイトのみ)

本体カラーは、JPC-G100がエアリーホワイト、レッドクレイ、モスブラック、JPC-G180がエアリーホワイトのみ、JPC-H100がシルキーホワイトとディープブラウン、JPC-H180がディープブラウン。

6月21日に発売し、価格はオープン。大手家電量販店での価格は(税込、ポイントバック除く)、JPC-G100が75,500円前後、JPC-G180が78,600円前後、JPC-H100が53,800円前後、JPC-H180が57,000円前後。

  • JPC-H型(JPC-H180はディープブラウンのみ)

G型・H型とも「可変W圧力」に対応。フタに搭載された大小2つの圧力ボールを制御することで、1.25気圧と1.05気圧の圧力を切り替える機能だ。一気に加圧、減圧することで激しい沸騰を起こして、炊飯ムラをなくせる。

炊きあげ後は1.05気圧で行う高温の蒸らしにより、べたつきのないしっかりとしたごはんに仕上がるという。また、内鍋を包み込むようにIHコイルを配置しているため、内釜全体を強火で包み込むように強力に加熱する「釜包みIH」にも対応する。

新機能として、ごはん1合を約17分で炊飯する「少量高速」メニューを搭載。冷凍用のごはんにありがちな「べたつき」や「固さ」を解消する、「冷凍ご飯」専用のメニューも追加された。

炊飯メニューには、エコ炊きのほか、白米、極うま、早炊き、少量高速、冷凍ご飯、炊込み(おこげ)、おかゆ、玄米、麦めし(押麦)、麦めし(もち麦)、麦がゆ、雑穀米、おこわ、調理を搭載。

水溶性食物繊維が豊富で健康によいといわれる「麦めし」メニューは、押し麦、もち麦の2種類。それぞれの特性にあわせた炊飯プログラムを選ぶことで、独特のニオイが少なく、麦の食事を継続しやすい美味しさになるとしている。

圧力炊飯ジャーながら、G型・H型ともに5.5合炊きは幅25.2×奥行き30.2×高さ21.1cm、1升炊きは幅27.5×奥行き32.9×高さ24.2cmと、非圧力タイプ並みのコンパクトさも特徴だ。

内ぶたには親水効果のある「つや艶内ふた」を採用。水蒸気がついても水滴になって落ちにくく、薄く水の膜を張るため、加熱時にごはんの余計な水分を取り除き、保温時にはごはんの乾燥を防ぐ役割がある。

G型とH型の違いは内鍋で、上位のG型は特厚3mmの9層遠赤特厚釜の外側に「かまど熱封土鍋コーティング」を採用。上部には熱伝導の高い銅素材を使い、下部に蓄熱性の高い士鍋素材を使用することで、加熱時に鍋上下に温度差を作り出す。これにより、鍋の内部に自然な熱対流を発生させ、炊飯中のお米をより強くかき混ぜることが可能になった。

また、銅素材を取り入れることで熱伝導性も向上している。沸騰維持の工程において加熱量が13%アップ。内側には「遠赤土鍋コーティング」を施し、土鍋炊飯のような遠赤効果と、土鍋素材特有の沸騰時の細かな泡立ちで、より美味しい炊飯が可能になったという。

H型の内鍋は、厚さ3mmの5層遠赤特厚釜。内部には「遠赤土鍋コーティング」を採用し、外側には土鍋素材のコーティングと、蓄熱性の高い熱封中空ガラスビーズを練り込んだ「熱封土鍋コーティング」を施している。G型・H型ともに内鍋は3年保証。