パナソニックは4月8日、光学30倍ズームレンズ搭載のコンパクトデジタルカメラ「LUMIX TZ95」(DC-TZ95)を発表した。内蔵のEVF(電子ビューファインダー)の視認性を向上したほか、4Kフォトを利用した撮影機能や自分撮り機能を充実させた。Bluetoothによるスマホとの常時接続機能も備えた。価格はオープンで、予想実売価格は税別5万5000円前後。4月25日より販売する。

  • EVFの見やすさを改善しつつ、撮影性能も高めた光学30倍ズームモデル「LUMIX TZ95」

2017年6月発売の「DC-TZ90」の後継モデル。35mm判換算で24~720mm相当、開放F3.3-6.4の光学30倍ズームレンズを搭載。撮像素子は1/2.3型の高感度MOSセンサー(有効2,010万画素)。

撮影機能では、望遠撮影時に被写体を見失った際、ズーム倍率を一時的に下げて被写体を見つけやすくする「ズームバック機能」を新たに搭載。「4Kフォト」も強化し、一連の動きを1枚の写真に合成する「軌跡合成」を追加。自分撮り時に背景を広く写せる「広角4Kセルフィー」などの新機能も搭載した。

ディスプレイは3型(104万ドット)のタッチパネル式。180度のチルトが可能なので、セルフィー / ローアングル / ハイアングル撮影がやりやすい。電子ビューファインダーは0.21型(約236万ドット)、ファインダー倍率は約0.53倍。記録メディアはSDXCメモリーカード。記録形式は静止画がJPEG / RAW、動画がMP4 / AVCHD Progressive / AVCHD。

Bluetoothでスマホと常時接続する機能も備えた。自動的にWi-Fi接続に切り替えて撮影データを自動転送するほか、ジオタグのデータも常時転送できる。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色を用意する。そのほかのおもな仕様は以下の通り。

  • ブラックモデルも用意する

  • レンズ構成: 9群12枚
  • 合焦範囲: 通常W端30cm、T端2.0m
  • 絞り: 7枚羽根
  • シャッター速度 : メカシャッター4~1/2,000秒、電子シャッター1~1/16,000秒
  • ISO感度: 80~6400
  • 無線機能: 無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、Bluetooth 4.2
  • 撮影可能枚数(ファインダー時): 静止画約250枚(CIPA準拠)、実撮影時間約40分
  • フラッシュ: 内蔵
  • 本体サイズ: 約112×41.6×68.8mm
  • 重さ: 約328g (バッテリ、メモリーカード含む)