Fujitsu Koreaと富士通は3月27日、韓国空港公社が管轄する韓国国内線の全14空港において、生体認証による身元確認搭乗サービスに、手のひら静脈認証を導入したと発表した。

  • 左から、手のひら静脈認証が搭載されたゲートと利用シーン

利用者は事前に、空港に設置してある登録機で手のひら静脈と自身の国民ID番号、氏名、電話番号を紐づけて登録する。その後、利用者はチェックイン後の搭乗者確認時に必要となる国民IDカードを提示することなく、手荷物検査場の通過前に設置された本人確認ゲートで、搭乗券のバーコードを読み取らせた後、手のひらをかざし本人認証を行う。

これにより、従来、空港係員が行っていた国民IDカードの目視での本人確認が自動化され、搭乗者確認の精度向上や対応時間の大幅短縮を実現する。

また、利用者は国民IDカードを常時携帯する必要がなくなるとともに、待ち時間が削減され、空港でのスムーズな手続きが可能になる。

同サービスは2018年12月28日より稼働し、現在すでに16万人が登録を行っており、利用者数としては延べ100万人を超えているという。