Microsoftは2018年末、同社のWebブラウザであるMicrosoft EdgeをChromiumベースに移行させると発表した。開発状況やリリース時期は明らかにされていないが、社内で開発および試験が進められていると考えられており、何度か開発中のChromium版Edgeと見られるWebブラウザのスクリーンショットが複数のメディアに取り上げられている。

Neowinは3月24日(米国時間)、「Chromium-based Edge leaks in its entirety, and you can install it now - Neowin」において、リークしたと見られる開発中のChromium版Edgeがダウンロード可能な状態になっていると説明。リークしたと見られるソフトウェアは信用できないソースからの提供であり懐疑的であるべきとしつつ、使ってみた内容を伝えている。

似たような報告はThe Vergeも2019年3月23日(米国時間)、「A first look at Microsoft’s new Chromium-powered Edge browser - The Verge」において報じている。この記事は、リークしたと見られるChromium版Edgeのより詳しい特徴を説明している。

Chromium版Edgeは初期の段階ではかなりChromeに近いUI/UXだったが、徐々にEdge風のデザインへの移行が進んでいると見られる。Chromiumの技術をベースにMicrosoft EdgeらしいUI/UXへの変更が取り組まれているものと考えられているが、Edgeの拡張にもChromeの拡張にも対応するといったハイブリッドな構成になっており、その点においてユニークな特徴を備えている。

Microsoftは依然としてChromium版Edgeの公開日程を発表していないが、スタンドアローンでインストールできる状態で公開するといった旨の発表は行っており、さまざまなユーザが広くテストできるようになる見通しになっている。リークしたと見られるChromium版Edgeを評価した記事は、公式な公開はそう遠い先の話ではないように思われると評価している。