PCブラウザ版のLINE WORKSを利用していると、プッシュ通知が強力なスマホ版と違い、新着トークや各種通知を見逃してしまいがちだ。気づいた時にチェックするというメール的な使い方ではなく、PCブラウザ版でもスマホのLINE風にリアルタイムな近い使い方をするには、ポップアップ通知を設定しておくのがいいだろう。

ポップアップ通知の設定をしよう

ポップアップ通知の設定は、トーク画面左下にある「ポップアップ通知」から行える。基本的には一番上の「ブラウザ版ポップアップ通知」にチェックを入れて「保存」を押せば完了だ。

トーク画面左下の「ポップアップ通知」をクリック
「ブラウザ版ポップアップ」にチェックを入れよう

しかし、すんなりと設定できない可能性も高い。それはPCブラウザ自体の機能として、広告対策等のために通知が無効にされている場合があるからだ。

ブラウザがChromeの場合は、「ポップアップがブロックされています」という表示が出たら、アドレスバーの鍵マークからメニューを開いて「通知」を許可しよう。さらにポップアップだけが許可されていても利用できない。同じくトーク画面でも「通知」を許可しておこう。

「ポップアップがブロックされています」と出る場合は一手間かかる
アドレス(URL)窓の「鍵」マークをクリックして通知を許可しよう

この方法で通知が上手く出ない場合は、OSであるWindowsの設定で通知が無効になっている可能性が高い。Windowsの「設定」を開き、そこで「システム」から「通知とアクション」へと開いて行き、「アプリやその他の送信者からの通知を取得する」をオンにした上で、その下に続く「送信元ごとの通知受信設定」で「Google Chrome」がオンになっていれば通知が出るはずだ。

他のブラウザを利用している場合も、ブラウザでサイトごとの通知を有効にすることと、Windows側の通知を有効にすることの両方を確認してほしい。

Windows側の通知設定も確認。「アプリやその他の送信者からの通知を取得する」をオンにする
Windowsの設定では、ブラウザごとに通知をオンにしておこう
無事設定できればデスクトップの右下にポップアップ通知が出るはずだ

投稿キーを設定しよう

トーク画面左下には「環境設定」という項目が存在する。これをクリックしたところにある「基本設定」はぜひ確認しておきたい。

PCで利用していて一番ありがちなミスは、まだ続きを書くつもりのメッセージが送信されてしまうことだ。スマートフォンでの個人的なやりとりと違って、いくら手軽なLINE WORKSといえども、ビジネスでのメッセージはある程度しっかりした文章で書くことになるだろう。ところが、「改行しようとしただけで細切れに送信されてしまう」という失敗が起こりがちだ。

その原因は「Enter」キーが送信用に設定されていることにある。LINE WORKSの標準設定では「Shift+Enter」が改行で、「Enter」が送信になっているが、これは「基本設定」で変更できる。送信キーを「Ctrl+Enter」や「Alt+Enter」にした場合、単独の「Enter」は改行になる。このあたりは好みもあると思うので、自分にとって便利な設定にしておこう。

改行と送信のキー設定は「環境設定」の「基本設定」でできる

「LINE WORKS 完全指南 設定&使い方」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/lineworks

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