近畿日本鉄道は2月13日、スマートデバイスを活用した訪日外国人向け観光案内サービス「シームレス案内」の第3弾として、AIを用いた電車乗車時の案内の実証実験を2月18日から3月1日までの間(土日除く)、近鉄奈良駅で実施すると発表した。

実証実験では、電車乗車時の最適な列車検索や切符の買い方などの鉄道利用の案内、列車の側面行先表示をスマートフォンで撮影すると、AIによる画像認識技術を用いて利用者の乗車すべき列車かどうかをAIが判定して案内するサービスを体験できる。

2018年7月、11月に実証実験を実施した、対話や画像に対応したコミュニケーションWebサービス「奈良ガイドボット」や「ARを活用したルート案内」に鉄道利用のご案内と電車の乗車案内の機能を付加したもの。

今回の実証実験ではシームレスな乗車案内に加え、歩きスマホによる衝突防止機能を備えるなど、安全面の検証および課題を抽出することにより、利用者が目的地まで安全でシームレスに移動できるための要素技術を検討する。

  • 実証実験によるサービスの利用イメージ図