日本ユニシスと会津喜多方グローバル倶楽部は1月28日、会津大学産学イノベーションセンター協力のもと、福島県喜多方市においてブロックチェーン技術を活用した電子バウチャー(電子商品チケット)販売サービスの実証実験の第2弾を開始すると発表した。

実証実験は、2018年10月~11月に実施した電子バウチャーを活用した地域事業者間連携の検証に続く取り組みであり、2月6日に開催予定のイベント「喜多方 SAKE フェスタ」を起点とし、地域事業者と連携した電子バウチャー販売サービス導入による相互送客の有効性を検証する。

イベントを起点として、興行者がイベントの電子バウチャーを発行し、喜多方ラーメンなどの飲食・物販事業者が商品の電子バウチャーを発行、販売代理事業者はこれらを組み合わせた電子バウチャーの周遊セットを作り販売する。利用者はスマホアプリ「キマ☆チケ」で電子バウチャーを購入、各店舗を巡り利用、また利用者間での電子バウチャーの譲渡・交換を行う。

  • 実証実験の概要

    実証実験の概要

実施期間は3月15日まで、実施場所は喜多方 SAKE フェスタ、福島県喜多方市の飲食店、物販店舗、観光案内施設など。これらの一連の流れを通して、イベント入場券の販売促進や興行者の運営負荷(チケットの販売・精算等)軽減の検証、イベントと連携した地域事業者の販売促進の強化、利用者の利便性向上、利用者間での譲渡・交換による利用者拡大について電子バウチャー活用の有効性を検証。

また、電子バウチャー運営に関して、利用者のオンライン決済による電子バウチャーの購入、興行者のイベントにおける電子バウチャーの発行、イベント内での電子バウチャーの利用、地域事業者の電子バウチャーの発行、店舗での電子バウチャーの利用の実現性を検証する。