英ロンドンで開催されるEdTechカンファレンス「Bett Show 2019」(1月23日~26日)に参加する米Microsoftが、教育市場をターゲットに2019年に発売される新しいWindows 10デバイス7製品を紹介、学校向けにデザインしたデジタルペン「Microsoft Classroom Pen」を発表した。
- Lenovo 100e (第2世代モデル 199ドルから)
- Lenovo 300e (第2世代モデル、289ドルから)
- Lenovo 14w (299ドルから)
- Acer TravelMate B1 (B118-M、215ドルから)
- Acer TravelMate Spin B1 (B118-R/RN、299ドルから)
- Acer TravelMate B1-141 (319ドルから)
- Dell Latitude 3300 for Education (299ドルから)
7つの新デバイスはいずれも、教育市場向けのデバイスで需要の高い300ドル前後の競争力のある価格になっており、Lenovo 14wやAcer TravelMate B1-141、Dell Latitude 3300など13~15インチの製品を含む。同じ日にAcerが発表した教育市場向けのChromebookは「Chromebook 512」が329ドルから、「Chromebook Spin 512」が449ドルから。低価格で教育向けシェアを伸ばしてきたライバルのChromebookは逆に高スペック化に進んでいることもあって、価格帯という点でChromebookとWindows 10デバイスの差がなくなっている。
新製品の中でユニークな機能を備えているのが第2世代のLenovo 300eだ。11.6インチの2-in-1デバイスで、ペン操作にスタイラスペンを用いるが、Pencil Touch技術を使ったマルチタッチスクリーンは、付属のスタイラスが見つからない時に米国の#2の固さの鉛筆 (HBに相当)で代用できる。本体は1.39カップまでの水などをこぼしても大丈夫な防滴設計になっている。Acer TravelMate Spin B1 (2-in-1)も同様の防滴に加えて、子どもが床に落としてしまっても壊れない堅牢な作りになっている (Drop-proof)。
「Microsoft Classroom Pen」はSurface Goに最適化されたデジタルペンだ。子どもの小さな手でも持ちやすいように軸が太く、長さは約4インチと短い。ペン先には固めのプラスチックが採用されている。Surface Goが販売されている36市場で提供される予定で、価格は20台パックが799.80ドル (1台39.99ドル)。2月に発売し、順次提供市場を拡大していく。