図研プリサイトは1月15日、販売中のAI実装フルオート型ナレッジ活用ソリューション「Knowledge Explorer」に実装済み、または実装に向けて開発中の要素技術が体験できる特設Webページ「ナレッジラボ」を公開した。

ナレッジラボでは、Knowledge Explorerに実装されているAI技術、ならびに独自アルゴリズムによる機能を評価してもらうことを目的とし、一部機能を公開しているほか、今後の製品開発に活かすことを目的に研究中の技術も合わせて公開。

公開している機能は「文章の自動要約」「語句の関連性をグラフィカル表示」「重要語句の抽出」の3点。文章の自動要約では、入力された文章内から重要だと判定した文を指定した行数分だけ抽出して要約文を作成し、コピーした時に余計な改行が入ってしまうPDF内のテキストからも、日本語として十分可読できる要約文が作成できるという。

語句の関連性をグラフィカル表示することに関しては、入力された文章を特徴付ける語句を抽出し、結果をグラフィカル表示。結果は、抽出された語句同士の共起関係(同じ文章内で出現する頻度が高い単語同士の関係)のネットワーク図と、抽出された複数の語句を文章内の出現頻度に応じた大きさで表示するワードクラウド図の2通りで確認を可能としている。

  • ネットワーク図のイメージ

    ネットワーク図のイメージ

  • ワードクラウド図のイメージ

    ワードクラウド図のイメージ

重要語句の抽出については、入力された文章内から重要度が高いと判断された語句(キーワード)を抽出することに加え、AIがキーワードを9つの区分に分類した結果や、文章内のどの領域に重要なキーワードが多く含まれているか分析した結果も合わせて確認できるという。同社は、今後も開発を進めている技術の準備が整い次第、ナレッジラボで順次公開を予定している。