Micro-Star Computer(MSI)は、CES 2019においてプライベートブースを設け、次期フラグシップグラフィックスカードとなるGeForce RTX 2080 Ti Lightning Zを公開した。

同製品は、NVIDIAのGeForce RTX 2080 Tiのオーバークロック性能を追求したモデルとなり、世界最速のグラフィックスカードを目指す製品となる。ただし、現時点では最大ブーストクロックなどの詳細スペックは非公開であり、発売時期や価格も未定となっている。

  • MSIの次期フラグシップモデルとなるGeForce RTX 2080 Ti Lightning Z

  • スペックシートには、最大動作クロックなどの詳細なスペックは表記されていなかった

3スロット幅を占有する巨大カードには、厚手のヒートシンクが搭載されるほか、MSI独自のトルクスファン 3.0を3基搭載し、冷却性能を高めているだけでなく、ファンブレードにはファンのまわりに装備されたRGB LEDの効果を拡張する工夫も盛り込まれている。

  • トルクスファン3.0のブレード部に光を反射する加工が施されている

さらに、カード上面にはOLEDが搭載され、GIFアニメの再生ができるようにもなっている。基板背面にはフルカーボンのバックプレートを採用するほか、カード表面にもカーボンのアクセントを加え、高級感を出している。

  • GIFアニメを表示可能なOLEDを搭載

ディスプレイ出力はDisplay Port×3、HDIMI、USB Type-Cの5系統をサポート、電源入力は8ピン×3で、その最大消費電力はかなり大きくなると見込まれる。

  • ディスプレイ出力はDisplay Port×3、HDIMI、USB Type-Cの5系統

  • 電源は8ピン×3

GeForce RTX 2060搭載カードも

また、MSIは今後市場投入を予定しているGeForce RTX 2060搭載グラフィックスカード2製品も公開した。

今回公開されたのは、GeForce RTX 2060搭載モデルの中ではフラグシップモデルとなるGeForce RTX 2060 GAMING Z 6GとGeForce RTX 2060 VENTUS 6G OCの2製品で、いずれもOCモデルとなる。最大ブーストクロックなどは現時点では非公開ながら、まもなく市場投入が開始される予定だと言う。

  • MSIのGeForce RTX 2060搭載グラフィックスカード

  • GeForce RTX 2060 GAMING Z 6GとGeForce RTX 2060 VENTUS 6G OCとも、2スロットに収まる横幅ながら、全長はGeForce RTX 2060 GAMING Z 6Gのほうが若干長い

  • ディスプレイ出力はDisplay Port×3とHDMIの4系統

  • 電源入力は、両モデルとも8ピン×1。GeForce RTX 2060 GAMING Z 6Gの上面のロゴ部分にはLEDが搭載されるものと思われる

  • バックプレート