TIOBE Softwareの報告によると、この1年間で特に人気が上昇しているプログラミング言語の1つにPythonがある。Pythonは登場から比較的人気があり、長期的に見て採用シーンが広がる傾向を見せている。現在では教育機関で利用する学習用のプログラミング言語という位置づけから、Webアプリケーションや組み込みシステム、ビッグデータ処理や機械学習まで幅広く利用できるプログラミング言語としてさまざまなシーンで利用されている。
Linuxなどのディストリビューションでは最初からPythonがインストールされていることが多く、簡単に利用を開始することができる状況になっている。Linux以外の環境であってもUNIX系のオペレーティングシステムではパッケージ管理システムなどを通じて簡単に導入することが可能だ。
同様の状況が、Windows 10でも実現する可能性がでてきた。まだ検証段階とされているが、Microsoftストアに「Python 3.7」が登録されたのだ。
本稿執筆時点でMicrosoftストアに登録されているPythonのバージョンは3.7。利用するにはWindows 10 version 17763.0またはこれ以降のバージョンが必要とされている。Microsoftストアに登録されたプロダクトは検証段階とされており、安定版ではない。
本格的に利用するにはまだ待つ必要があるが、今後安定版として登録されればWindows 10においても簡単にPythonが利用できるようになる。Windows 10でPythonの導入が簡単になれば、現在よりもPythonの利用シーンが広がるものと見られる。