ASUS JAPANは16日、ゲーミングブランド「ROG」初のスマートフォン「ROG Phone(ZS600KL)」を国内発表した。同日から予約開始し、23日に発売する。価格は税別119,500円。
台湾で2018年6月に開催されたComputexで発表された、ゲーミングに特価した性能、デザインのSIMフリースマートフォンが日本向けに正式投入される。プロセッサはSnapdragon 845だが、通常では動作周波数2.8GHzのところ、これをオーバークロックして2.96GHzとしたOC版を採用(Qualcommとの共同開発)。高い放熱性能も備えている。
ディスプレイは6インチの有機ELで、解像度2,160×1,080ドット。HDRに対応し、応答速度は1msと高速。ディスプレイガラスは、コーニング強化ガラス「Gorilla Glass」を採用した。前面にGorilla Glass 6、背面にGorilla Glass 5を使っている。
ゲーム用途に特化した機能を豊富に備えていることも特徴。バックグラウンドメモリの開放や、ゲームアプリへのメモリ優先割当などを行える「Xモード」、横持ちでのゲームプレイ時に画面タッチ操作を本体側面(人差し指が当たる部分)のタッチで行える超音波センサー「エアトリガー」、背面のLEDロゴを好きな色に点灯できるAuraライト、CPU/GPU情報、温度、ファンスピードなどを一元管理する統合管理アプリ「ゲームセンターアプリ」、エアトリガーの設定やゲーム中の通知・着信のオンオフ設定などが行える「GAME GENIE」など、多彩なゲーム用機能を備えている。
本体はアルミ削り出しで、”タクティカルナイフ”をイメージしたデザイン。スピーカーはフロント側に2基を備え、ハイレゾや7.1chサラウンドに対応する。充電用USB Type-Cポートは、横持ちでのゲームプレイ時に干渉しないよう、本体下部に加え、本体側面にも備えている。SIMスロットはnanoSIM対応で2スロットを搭載。10W/3AのACアダプタ、専用ケースなどが付属する。
ROG Phoneの主な仕様
- OS: Android 8.1
- CPU: Snapdragon 845(2.96GHz※OC版)
- 内蔵メモリ: 8GB
- ストレージ: 512GB
- 外部ストレージ:
- サイズ: W76.1×H8.3×D158.8mm
- 重量: 約200g
- ディスプレイ: 6インチ有機EL(2,160×1,080ドット)
- メインカメラ: 1,200万画素+800万画素
- インカメラ: 800万画素
- バッテリー容量: 4,000mAh、14.7時間駆動(Wi-Fi接続時)
- Wi-Fi: IEEE802.11a/b/g/n/ac/ad
- Bluetooth: 5.0
- 防水: IP4X
- カラーバリエーション: ブラック
ROG Phone専用アクセサリ
ROG Phoneの発売に合わせて、利用シーンを拡大する専用アクセサリ5製品が同時発売する。概要と価格を紹介していこう。
TwinView Dock
ROG Phoneと同じディスプレイを搭載するアクセサリ「TwinView Dock」は、本体に接続すると、2画面になるドック。上画面で攻略情報を見ながら、下画面でゲームをプレイする、といった使い方ができる。価格は税別34,800円。
ASUS WiGig Display Dock
「WiGig Display Dock」は、IEEE802.11adに対応したワイヤレスドック。大画面ディスプレイに、Wi-Fiの最新規格11adでほぼ遅延なくゲーム画面を転送できる。価格は税別34,800円。
Mobile Desktop Dock
HDMIやギガビット準拠の有線LANポートなど、背面に豊富な端子を備えるドック。ROG PhoneをPCのように使うことができる。価格は税別22,800円。
Gamevice for ROG Phone
「Gamevice for ROG Phone」は、ROG Phoneの左右にはめ込むことで、アナログスティックや十字キーなどを追加できるコントローラ。価格は税別8,980円。
ASUS Professional Dock
「ASUS Professional Dock」はROG Phone用の拡張アダプタで、用途としてはMobile Desktop Dockと近いが、持ち運びできる軽さが特徴。価格は税別11,980円。