4Kチューナーを兼ねたレコーダー「AQUOS 4Kレコーダー」

シャープはBS4K・110度CS4Kチューナーを内蔵し、4K表示に対応したテレビとつなぐと新4K衛星放送を視聴できるレコーダー「AQUOS 4Kレコーダー」も発表しました。11月24日に発売します。内蔵HDD容量が4TBの「4B-C40AT3」と2TBの「4B-C20AT3」を用意し、価格はオープン。推定市場価格は4B-C40AT3が14万円前後、4B-C20AT3が11万円前後です。

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    AQUOS 4Kレコーダー

AQUOS 4Kレコーダーは、BS4K・110度CS4Kチューナー×1基、地上・BS・110度CSデジタルチューナー×3基を内蔵。4K対応のテレビに接続すると、新4K衛星放送を視聴できます。新4K衛星放送を録画し、ブルーレイディスクに番組を4K画質のままダビングすることも可能です。

AQUOS 4Kレコーダーでは、4K表示に最適化させた番組表「4Kビジュアル番組表」や、録画した番組をサムネイルで表示する「4K録画リスト」を利用できます。

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    通常の番組表

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    AQUOS 4Kレコーダーによって、4K表示にアップコンバートされた番組表

本体サイズはW430×H65×D229mm、重さは約3.3kg。4TBの「4B-C40AT3」は、BS4Kや110度CS4K放送を約262時間、地上デジタルハイビジョン放送を約508時間録画できます。

インタフェースは2モデル共通。HDMI2系統(テレビ用、アンプ用)、データ送受信用1系統、外付けHDD用1系統。有線LAN1系統(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T)。無線LANにも対応します。

4Kチューナー単体も発売

4Kチューナー「4S-C00AS1」は、BS4K・110度CS4Kチューナー×1基を内蔵したチューナー。4K対応テレビと接続することで、新4K衛星放送を視聴できます。外付けのHDDを使用すると、新4K衛星放送を4K画質で録画することも可能。価格はオープンで、推定市場価格は32,000円前後。11月24日に発売します。

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    4Kチューナー「4S-C00AS1」

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    背面の端子類

新4K衛星放送はHLG方式のHDR映像に対応しています。ですが4KテレビでHLG方式をサポートしていない場合、4KのHDR映像を楽しめません。でも安心してください。HLG方式に対応していない4Kテレビに「4S-C00AS1」を接続して、4K HDR映像を視聴するとき、HLG方式をHDR10方式に変換してくれるため、4K HDRの美しい映像を視聴できるのです。

本体サイズはW220×H34×D146mm、重さは約600g。端子類は、アンテナ入力1系統、アンテナ出力1系統、HDMI出力1系統、外付けHDD用1系統、有線LAN1系統。

4K放送まであと少し

2018年12月1日からついに、新4K8K衛星放送がスタートします。NHKはすでに、新4K衛星放送で大河ドラマ放送を発表するなど、徐々にではありますがコンテンツも明らかになってきました。テレビ局は通常、3カ月をワンクールとして番組編成を行うので、10月から12月の番組はもう決まっているはず。もうじき新4K8K衛星放送の番組も発表されるのではないでしょうか。

新4K8K衛星放送は、従来の衛星放送とは規格が異なるため、これまでの4Kテレビや8Kテレビでは受信できません。新4K8K衛星放送を受信できるチューナーを内蔵したテレビでない場合は、新4K8K衛星放送を受信できる外付けチューナーが必要です。

また、新4K8K衛星放送に対応したBS・110度CSアンテナなども別途必要となります。総務省によると、現在のBSと同じ右旋円偏波で放送される4K放送の一部は、現在のBSアンテナのまま見られる可能性がありますが、すべての新4K8K衛星放送を視聴するには左旋対応アンテナへの交換が必須。いよいよ近づく新4K8K衛星放送に向けて、そろそろ準備をしないといけませんね。