カプコンは20日、千葉県・幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2018」(会期:9月20~23日)のステージイベントにおいて、『バイオハザード RE:2』に関する最新情報を公開し、新たな映像や新システムなどが披露された。ステージには『バイオハザード RE:2』のプロデューサー、平林良章氏と神田剛氏が登壇し、実機を用いたプレゼンテーションを行った。

  • カプコンブースで行われた『バイオハザード RE:2』スペシャルステージ

『バイオハザード RE:2』は1998年に発売され、 累計販売本数496万本の大ヒットを博したサバイバル・ホラー『バイオハザード2』のリメイク版。グラフィックの大幅強化はもちろん、ストーリーの再構築、新システムの導入など、すべてにおいてパワーアップを遂げた本作は、オリジナル版をプレイしたファンにも十二分に楽しめる作品に仕上がっているという。

実機プレイでのプレゼンテーションでは、まず平林氏がレオン編をプレイ。本作の絵作りのコンセプトである「ウェットネス&ダークネス」という"濡れ感"や暗闇の恐怖を引き出す演出も大幅に強化されていることをアピール。また、ラクーン警察署内のレイアウトを再構築し、新たに階段が追加されたり、なぜか存在しなかったトイレが追加されたりしており、オリジナル版を遊んだ人も新鮮な気持ちでプレイできる作品となっている。

さらに今回登場するゾンビは、非常に恐ろしく、しぶとい敵であるという。神田氏は「ゾンビも主人公の1人と言っても過言ではない」と言い、大量にゾンビが出てくるシーンでは、ゾンビの足を撃って動きを制限し、その場をやり過ごすことも大切であるとポイントを紹介した。そのほか、本作でも「タイプライター」によるセーブを行うが、今作では「インクリボン」の消費がなくなり、インク残量を気にすることなくセーブできることも大きな特徴だ。また、『バイオハザード3』や『バイオハザード7』で実装された「ガンパウダー」機能も用意。自分の戦闘スタイルに合わせた銃弾を作成することが可能となった。

その後、実機プレイはクレア編へ突入し、シェリーとの出会いからG生物との戦いが展開。この戦闘では、グレネードの攻撃で火がG生物に燃え移り、その周辺の床なども焼けた後が残るという細かなグラフィック演出も確認できた。

さらに、ストーリーが進むとラクーン警察署の署長ブライアン・アイアンズが意外な場所に登場し、前作にはなかった展開を迎えて実機プレイは終了となった。神田氏は「原作をプレイした人も驚きを感じてプレイできる作りになっていて、歯ごたえもあると思います」と言葉に力を込めた。

イベント終盤は関連グッズの紹介パート。通常版のほかに「コレクターズ エディション」を用意し、ゲーム中のレオンのデータをそのまま3Dプリンタで出力したという「レオン・S・ケネディ フィギュア」(1/6スケール)をはじめ、アートブック&サウンドトラックCD、DLC「Extra DLC pack」などをラクーン市警の資料ボックスを模した化粧箱に同梱した豪華パッケージとなっている。また、本作では「CERO D」(17才以上推奨)準拠に加え、より恐怖を体験できる「CERO Z」(18才以上のみ対象)準拠のパッケージも用意されているので、さらなる恐怖を感じたい人はこちらをチョイスしてみよう。

最後に平林氏は「皆さんのバイオシリーズに対する愛に応えるべく、現在開発の追い込みをかけております。前作をプレイしたファンの人にも新規にプレイする人にも楽しんでもらえるものになると思いますので、ぜひ2019年1月25日を楽しみにしてください」とコメントし、イベントは幕を閉じた。

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