ソリトンシステムズは21日、デンマークのMilestone Systems A/Sとの提携を発表、携帯回線利用の高画質映像ライブ中継システム「Smart-telecasterR Zao-S」の車載など、公共セキュリティ監視カメラネットワークにおける防犯機能向上が期待される。

「Zao-S」(同社公式サイトより)

「Zao-S」(同社公式サイトより)

約350gの超小型筐体に独自開発のHEVC/H.265準拠のハードウェアエンコーダを搭載するSmart-telecaster Zao-Sはモバイル回線で高画質なライブ中継を可能とする同社の映像コミュニケーション製品。提携により、Milestone Systemsの監視カメラ管理ソフトウェア「XProtectR VMS」とZao-Sによるモバイル映像伝送システムが映像機器の通信/制御プロトコルでるONVIF(オンビフ)で統合。軽量・高画質の「Zao-S」を市街地などにある監視カメラネットワークに接続することで、一挙・リアルタイムの緊急対応が期待できる。欧州/北南米/アジアなどの多くの地域の監視カメラシステムに加わることで防犯や救命などの公共分野を含んだ多くのシーンでの利活用が可能になると同社は述べている。

  • 監視カメラシステムとの統合イメージ(同社資料より)

    監視カメラシステムとの統合イメージ(同社資料より)

Milestone SystemsグループマネージャーであるHenrik Sydbo Hansen氏は「私たちは顧客に完全なソリューションを提供するために、パートナーとの協業に専念しています。この度、ソリトンとのパートナーシップにより、モバイルソリューションのポートフォリオを拡大することができ、大変光栄に思います。」と述べている。