最近のスマートフォンは写真だけでなく動画も高性能。1秒間に960フレームを撮影できる「スーパースローモーション撮影」に対応した機種も登場してきました。

しかし「スーパースローモーション」なんて、一般ユーザーからしてみたらマトリックスの世界。自分のスマホでスーパースローモーション撮影ができるといわれても、どうしていいかわかりません。かくいう筆者も、「難しそう」なんてイメージが先行し、スーパースローモーションとは縁遠い生活を送っていました。ですがものは試し。普段、スマホで写真や動画をほとんど撮らない筆者が、夏らしい場面をスーパースローモーションで撮影してみました。

  • イメージ

    スーパースローモーションなんて、クリエイターが撮影するものでしょ? と思っていませんか?(画像はイメージです)

今回、撮影に使ったのはソニーモバイルのAndroidスマホ「Xperia XZ2」。フルHD画質(1,920×1,080ピクセル)での960fps撮影に対応します。Xperia XZ2の通常の動画撮影は1秒30コマですが、スーパースローモーションでは1秒間に最大960コマの映像を撮影できるのです。動画撮影中に中央の撮影ボタンをもう一度押すと、0.2秒の「一瞬」を6秒間のスローモーション映像として記録できます。

  • Xperia XZ2
  • Xperia XZ2
  • Xperia XZ2

  • Xperia XZ2
  • Xperia XZ2
  • 動画撮影中に中央のボタンをもう一度押すと、0.2秒間を6秒のスーパースローモーション映像として残します

作例その1

夏といえば花火! 手持ち花火で遊んでいる様子を撮影してみました。フルHD画質ということも合わさり、花火の色、そして火花の飛び散る具合がキレイに撮影できました。

花火が燃えゆく

作例その2

水風船が割れる瞬間をスーパースローモーションとして撮影してみました。スーパースローモーションで撮影できるのはわずか0.2秒なので、水風船が割れる瞬間をスーパースローで残すには、撮影のタイミングを計る必要がありました。水風船はひとつひとつで割れ方も異なるので、いくつか撮影して見比べてみると面白いかもしれませんね。

風船を手で割る瞬間その1

風船を手で割る瞬間その2。水が四方に飛び散っていますキャプション

風船を手で割る瞬間その3。水が縦方向に吹き出しました

風船が木にぶつかって割れる瞬間その1。水が360度に飛び散っている様子がわかりますね

風船が木にぶつかって割れる瞬間その2

作例その3

シャボン玉をふく様子を撮影。こちらはスーパースローで撮影するタイミングを見計らう必要がないので、簡単に撮影できました。

シャボン玉がブクブクと出る瞬間

……ちなみに「シャボン玉が割れる瞬間を撮影したらインスタ映えしそう!!」と考えた筆者。何度も何度も、揺蕩う(たゆたう)シャボン玉を追いかけ、割れる瞬間のスーパースロー撮影を試みましたがテイク50を超え、泣く泣くあきらめました。

作例その4

夏らしく、バケツで水をぶっかけられる様子を撮影しました。Xperia XZ2はIPX5/8の防水性能を備えており、水に濡れても平気な点も強みでしょう。プールで撮影すると、非常に見栄えのよい動画を撮影できそうですね。ちなみに筆者は公園でびしょびしょになりながら撮影しました。

水をぶっかけられる瞬間。遠巻きに撮影したバージョン

水をぶっかけられる瞬間。近距離で撮影したバージョン

もう9月に突入しましたが、暑さの続く日々。花火や水風船もまだまだ撮影できるハズ。ぜひ面白い動画を撮影してみてください。ちなみに2018年8月現在発売中のスマートフォンで960fps撮影に対応するのは、ソニーの「Xperia XZ2」のほか、サムスンの「Galaxy S9」「Galaxy S9+」、ファーウェイの「Huawei P20」「Huawei P20 Pro」などです。