日立システムズとセキュアブレインは、最新型ウイルスへの対策として、シマンテックのエージェントレス型ウイルス対策製品「Symantec EDR Cloud」とセキュリティアナリストによる監視を組み合わせたサービスを、主に社内に専門のIT技術者がいない企業やセキュリティ対策の導入・管理に手間をかけられない企業向けに、10月1日から提供開始することを発表した。

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同サービスは、エージェントレス型EDR製品「Symantec EDR Cloud」と、セキュリティアナリストによる「監視サービス」を組み合わせたもの。Symantec EDR Cloudは、PCの情報を定期的に収集し、人工知能や機械学習を活用した分析により不正に侵入したウイルスの挙動を検知し、侵入経路や影響範囲の特定を支援するもの。また、分析された情報をセキュリティアナリストが監視し、問題があれば通知するサービスを合わせて提供するため、専門のIT技術者がいない企業やセキュリティ対策の導入や管理に手間をかけられない企業に特に効果的だという。

一般的なEDR製品とは異なり、PCへのソフトウェア導入が不要なエージェントレス型であるため、PCへのソフトウェア導入作業や管理などの手間がかからないのが特長。併せて提供する監視サービスは、豊富なサイバー攻撃の分析実績をもつセキュアブレインのセキュリティアナリストが行い、問題を検知した場合は管理者に分かりやすい形で報告する。

500ライセンスから導入が可能で、価格は、500台導入の場合1台あたり7,500円/年、1,000台導入の場合1台あたり6,000円/年(詳細の価格は条件によって異なり、導入費用は別途見積り)と、端末数が少ない企業でも導入しやすい価格形態となっている。

同サービスの導入により、標的型サイバー攻撃や未知のウイルスなどにより社内システムに不正侵入された際の被害拡大を抑えるとともに、再発防止策の立案・実行を迅速に行えるようになる。さらに、日立システムズが提供している「SHIELD セキュリティ統合監視サービス」と組み合わせることで、発生した問題の詳細分析、復旧ならびにITシステム全体に対するセキュリティインシデントの解決も支援可能となる。