7月26日、話題のパソコンが販売開始されました。富士通の子ども向けパソコン「LIFEBOOK LH」シリーズ、通称「『じぶん』パソコン」です。
前回の記事では、発売前の試用機を小学校3年生の長女に触ってもらいました。子どもはパソコンが使えることは大喜びしていたものの、一般的な(大人向けの)パソコンと中身は同じなので、プリインストールアプリだけでは”どう使っていいかわからない”という状態です。
今回は発売後、この製品のキモとなるオンライン学習支援サービス「FMVまなびナビ」が実際に使える状態です。
このタイミングでもう一度、子どもに触らせつつ、前回、「LIFEBOOK LH」シリーズを実際に使って感じた素朴な疑問を、富士通の担当者に直接ぶつけてみることにしました。
「FMVまなびナビ」の学習内容は
まずは、7月26日にサービスがスタートした「FMVまなびナビ」について、保護者目線でチェックしてみましょう。
用意されているサービスは5つ。楽しみながらタイピングが覚えられる「ふくまろタイピング」、小学校の学校教材に合わせて学習できる「スマートドリル」(学研)、オンラインで英会話学習できる「Kimini英会話」(学研)。そして、プログラミング学習として、「Scratch」を利用した「QUREO」コースと、Minecraftを使って学べる「マイクラッチ」コースが用意されています。
それぞれのコースの月額利用料(税込)は以下の通り。これに加え、月額6,980円で5つのコース全てが利用できる「総合パック for キッズ」もあります。
- ふくまろタイピング:月額300円
- スマートドリル:月額1,080円
- Kimini英会話:月額2,980円~
- QUREOコース:月額2,780円
- マイクラッチコース:月額2,480円
小学生向けの学習サービス「進研ゼミ 小学講座」(ベネッセ)は、小学校3年生の場合で月額4,062円(税込・毎月払い)なので、学校の教科書に応じた勉強ができる「学校教科コース」に加えて、英会話やプログラミング、タイピングなどの多くのオンライン学習サービスが付属すると考えたら、決して高くないとは感じました。
「FMVまなびナビ」を「LIFEBOOK LH」シリーズで使う場合、いくつか特典が用意されています。「LIFEBOOK LH」シリーズで、ソフトウェア面の企画を担当した、富士通クライアントコンピューティングの谷口みゆきさんにサービスの意図や内容について話を聞きました。