大日本印刷(DNP)は22日、同社の家計簿アプリ「レシーピ!」で取得したレシートデータを、マイクロアドの広告主向けプラットフォーム「UNIVERSE」のターゲティングデータに活用するWeb広告配信サービス「レシーピ!×UNIVERSE」を開始したことを発表した。

  • レシートデータをもとにした広告配信メニューを提供する「レシーピ!×UNIVERSE」

    レシートデータをもとにした広告配信メニューを提供する「レシーピ!×UNIVERSE」

今回リリースされた「レシーピ!×UNIVERSE」は、「レシーピ!」で取得したデータをマイクロアドのデータプラットフォーム「UNIVERSE」に提供し、重要な顧客像(ペルソナ)を抽出。そのペルソナに該当する生活者に向け、広告主向け広告配信プラットフォームである「BLADE」を介して、Web広告を配信するサービスだ。生活者の属性や購買履歴によって配信対象を高い精度でターゲティングし、最適化された広告配信を実現する。

この「レシーピ!×UNIVERSE」を利用することで、Web広告を出したい企業は、ターゲットとする属性の生活者に対して、マイクロアドが提携する月間約2,420億インプレッション(広告表示回数)のメディア群への広告配信が可能になるとしている。同サービスは、DNPまたはマイクロアドを通じて提供される。

なお、「レシーピ!」は、スマートフォンでレシートを撮影するだけで管理できる無料の家計簿アプリ(iOS用とAndroid用が用意)。簡単操作に加えて、各種ポイントカードやクレジットカードとも連携できることが人気で、累計300万ダウンロードを達成している。

一方、マイクロアドの「UNIVERSE」はさまざまなデータを集積・分析し、企業の顧客生涯価値最大化を実現するためのマーケティングプラットフォーム構築サービス。 企業が保有する顧客CRMデータや同社が保有するPC・スマートフォンの行動データを、単一のIDによって統合的に結び付け分析する機能を提供している。