朝日新聞社は8月16日、みんかぶと共同で昨年12月に発表した資本業務提携の取り組みの一環として、朝日新聞社主催の第100回全国高校野球選手権記念大会における試合の戦評記事をAI(人工知能)で自動生成するシステム「おーとりぃ」を共同開発したと発表した。
おーとりぃの開発では、朝日新聞社が高校野球取材で得た膨大なデータを分析した結果を、みんかぶが金融・経済分野の自動生成記事開発・運用で培ったデータ解析と文章生成技術に適用することで、記者に倣った記事を書くことが可能となる文章生成ロジックを共同で構築。
同システムは、瞬時に試合結果データを一球単位で分析し、勝敗が決まったシーンを特定。また、スポットライトを当てるべきプレーや選手を選び、それを表現する最適な文章を生成し、複数試合が同時に行われた場合でも即時に各試合内容に応じた記事を作成することを可能としており、データがある限りリアルタイムにすべての試合を記事化することができるという。なお、おーとりぃの戦評記事は8月16日から朝日新聞デジタルで配信している。