Googleは8月10日(米国時間)、「Google Online Security Blog: Google Public DNS turns 8.8.8.8 years old」において、2018年8月12日0時30分(協定世界時)をもってGoogle Public DNS「8.8.8.8」のローンチから8年8ヶ月8日8時間が経過すると伝えた。

Google Public DNSは現在でも成長を続けており、すでにインターネットユーザーの10%ほどに使われている。1日当たりの処理は1兆クエリを超えており、DNSとしてのシェアを拡大し続けている。

  • Google Public DNSの国別利用率マップ - 資料: Google提供

    Google Public DNSの国別利用率マップ - 資料: Google

  • Google Public DNSクエリ成長と新機能追加 - 資料: Google提供

    Google Public DNSクエリ成長と新機能追加 - 資料: Google

Googleはインターネットアクセスを高速化するという目的でGoogle Public DNSの提供を開始した。検索エンジンやWebページの読み込み時間を高速化しても名前解決に時間がかかっていては高速化は実現できない。こうしたことから世界中でDNSサービスを提供するようになった。これがGoogle Public DNSだ。8.8.8.8という覚えやすいIPアドレスを持っていることも、Google Public DNSの普及を後押してしてきた。

Google Public DNSは公共機関などがサービスとして提供しているネットワークサービスで使われているほか、アフリカや東南アジアでシェアを伸ばしている。