ディープコアは8月9日、AI技術者や研究者たちの拠点となるAI特化型インキュベーション施設「KERNEL HONGO」を東京・本郷にオープンした。

  • 「KERNEL HONGO」の内観

    「KERNEL HONGO」の内観

新施設は、技術で世界を変える志を持つAI技術者や研究者などを起業家として育成する、AI特化型インキュベーション施設。公募で選ばれた対象メンバー(KERNELメンバー)100人にコミュニティを提供し、企業や研究機関などとの共同実証実験や、多様な交流の機会を通じて自らの内なる可能性に気づき、社会にインパクトを与えるイノベーションを起こす人材に成長する場を提供する。

具体的には、同じ目標や興味を持つKERNELメンバーと交流し、情報交換や共同プロジェクトを行うことで、幅広いネットワークを築くほか、WeWorkがデザインした先進的なインキュベーション施設を24時間いつでも自由に利用できるという。

また、チームでのコラボレーション作業、個人での集中作業、イベント、他のメンバーとの交流など、さまざまな目的に合わせたエリアを用意し、食事の提供も行うことに加え、NVIDIAのサポートによりAIコンピューティングリソースが利用できるとともに、技術コンサルティング、Deep Learning Institute(DLI)の参加、Inception Programへの推薦を含む包括的なサポートを受けることも可能。

さらに、企業や研究機関などとの共同実証実験に参加でき、ビジネスやAI分野のトップランナーを招いたイベントや、最新論文の輪読会などに参加することも可能としており、メンバーが企画するイベントも実施できる。

加えて、各種業界で活躍するメンターから技術や起業に関するアドバイスを受け、KERNELから生まれたスタートアップのうち有望な企業については、DEEPCOREが運営するベンチャーキャピタルファンドからの出資が検討されという。