ユーフォリアは8月8日、KDDIが運営する有望なベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 2号」(運営者:グローバル・ブレイン)およびアシックス・ベンチャーズを引受先とする第三者割当増資を実施し、同2日に資金調達および業務・資本提携を行ったと発表した。

同社は、スポーツ領域に特化したSaaS型データマネジメントサービス「ONE TAP SPORTS(ワンタップ・スポーツ)」を開発・提供しているスポーツ・テック企業。

  • 「ONE TAP SPORTS」のイメージ

    「ONE TAP SPORTS」のイメージ

ONE TAP SPORTSは、試合や練習を通じて得られる行動データに加え、食事メニューやケガの状態など組み合わせて分析することにより、トレーナー・コーチ・監督などの指導者を通じたアスリートへの適切な指導やアドバイスを可能としている。

これまでもラグビー日本代表をはじめ、10以上の各競技の日本代表チームや、200を超えるチーム、6000人以上のトップアスリートの「コンディション管理」「パフォーマンスの向上」の実現を裏方としてサポートしてきた。

今回の資金調達により、ONE TAP SPORTSの機能拡充と、スポーツデータの分析による怪我の予防やパフォーマンス向上に寄与する機能の開発に取り組んでいく。また、今後さらなる成長に向け、スポーツ・データサイエンス、AIなどの領域において専門知識を有する人材の獲得を進めていく方針だ。