東京地下鉄(東京メトロ)とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、NTT Comの日本語対話AI「Communication Engine "COTOHA Virtual Assistant"」と、ヴイストンのコミュニケーションロボットである「Sota」を組み合わせ、東京メトロ新橋駅の利用客に対して駅構内や乗換案内などの案内を行う共同実証実験を、8月8日までの予定で開始した。

  • 実証実験のイメージ

実施場所は同駅の定期券うりば内で、時間帯は10時から15時まで。

応対内容は、トイレ、コインロッカー、ATMなど駅構内設備の案内、同駅銀座線改札口の案内、例えば羽田空港への行き方などの乗換案内で、COTOHA Virtual Assistantにより、自然な日本語での応対を実現するという。また、Sotaとの会話形式での応対により、利用客に親近感やワクワク感を提供するという。

さらに、音声案内に加えてディスプレイに地図などを表示することで、より分かりやすい案内を実現し、乗換の問い合わせに対しては、Sotaと利用客が対話しながら最適なルートを案内する。

今回の実験において、東京メトロは同実証実験のための各種機器の設置スペースの提供及び、利用客応対シナリオの提供を担当。NTT Comは、COTOHA Virtual Assistant及び、Sotaによる音声認識・音声合成機能をそれぞれ提供する。

今後は、訪日外国人への案内も視野に、応対内容の高度化をり、電話やWebでの問い合わせデータの利用など、多様なチャネルを通じた利用客応対の品質向上についても両社で検討していくとしている。