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セゾン情報システムズと英NewtonITの日本法人ニュートン・コンサルティングは30日、GDPR対応を含むサイバーセキュリティソリューション事業で協業していくことを発表した。

セゾン情報システムズはTCP/IPでのファイルの安全転送、データ連携を実現する企業間通信ミドルウェアHULFT(ハルフト)を1993年から発売している。現在ではバージョンを8に伸ばし、メインフレームやUNIX/Linux、WindowsやAWS/Azureと幅広いOS等と連携、企業システム内に混在する遠隔でのやりとりが必要になるデータの転送を実現。製造業や流通業などを中心に利用実績を重ねている。

同社と提携するニュートン・コンサルティングは、英国NewtonITの日本法人として全社的リスクマネジメント(ERM)や事業継続(BCP/BCM)分野での実績が豊富な企業で、同社導入実績ページには官公庁、IIJやヤフーといった大手IT企業の事例も掲載されている。ビッグデータ時代には部門単位の縦割りの管轄では個々の企業特有のリスクが見えてこない。得てして、現場で日常的に起こっている事故への対応は、その部門でのタスクでしかなくこれを企業単位での全体的なリスクマネジメントへと昇化させていく様子がうかがえる。

今回の提携は「HULFT」ユーザーを主な対象としてGDPR(EU一般データ保護規則)対応を含むサイバーセキュリティソリューション事業を共同で推進していくものだ。ニュートン・コンサルティングがコンサルティングサービスを提供、セゾン情報システムズがIT基盤製品やユースケースの提供を行う。経営視点でのセキュリティ対策は、経済産業省がサイバーセキュリティ経営ガイドラインを策定(同省Web内)するなど、その重要性は常に指摘されている。