楽天は、大阪市教育委員会と楽天グループの米国OverDrive社が提供する電子図書館サービス「Rakuten OverDrive」に関する協定を締結し、2018年7月2日から2020年5月31日まで、試験的に導入すると発表した。
これにより、大阪市の図書館カードを持っている人は、各市立図書館(西区の中央図書館、および西区以外の各区の地域図書館、計24館)の窓口で「Rakuten OverDrive」専用のIDとパスワードを受け取ることにより、手持ちのタブレットやスマートフォン、パソコンから、時間や場所を問わず160万点以上の海外コンテンツを取り揃える「Rakuten OverDrive」の電子図書コンテンツが借りられるようになる。
大阪市は今回の「Rakuten OverDrive」導入の目的を、ICTを活用した読書習慣の醸成・普及と、英語学習に資することと位置づけ、音声読み上げ機能「Read-Along(リード・アロング)」が付いている約150点の図書を含む、英語の絵本や児童書約400点の電子図書を導入する。
「Rakuten OverDrive」で提供する音声読み上げ機能付きの図書は、出版社がキャスティングしたプロのナレーターの録音によるもので、読まれている箇所にハイライトが付くため、ネイティブの英語を耳で聴きながら読書ができ、英語学習に役立てることができるという。