Phoronixは6月10日(米国時間)、「Early PHP 7.3 Performance Benchmarks Are Looking Good」において、リリースされたばかりのPHP 7.3 αを使ったベンチマーク結果を公開した。PHP 5からPHP 7へアップグレードした時ほどの劇的な高速化は実現されていないが、それでもパフォーマンスの向上が確認できるとしている。

公開されているベンチマーク結果は次のとおり。

  • PHPBench v0.8.1 - 資料: Phoronix提供

    PHPBench v0.8.1 - 資料: Phoronix

  • Phoronix Test Suite Self Test v1.0 - 資料: Phoronix提供

    Phoronix Test Suite Self Test v1.0 - 資料: Phoronix

  • Phoronix Test Suite Test v1.0 - 資料: Phoronix提供

    Phoronix Test Suite Test v1.0 - 資料: Phoronix

PHP 7.3にはいくつかの新しい機能が追加されているほか、BeOSのサポート廃止、同梱されているSQLiteのバージョンアップ、WebPサポートの向上、ガベージコレクタの性能改善などが実施されている。2018年11月末ごろのリリースが予定されている。

性能の向上は、改善されたガベージコレクタなどが理由になっていると見られる。劇的ではないものの、性能改善としては悪くないレベルで高速化が実現されおり、Phoronixは今後リリースエンジニアリングが進むにつれてさらに多くのベンチマークを実施すると説明している。