台湾Acerは、台湾・台北市で5日から開催しているコンピュータ見本市「COMPUTEX TAIPEI 2018」で、Intel Core i9+を載せたハイエンドゲーミングPC「Predator Helios 500」を展示しました。米国時間5月23日にニューヨークで開催した同社イベント「next@acer」で発表された新製品です。

  • Predator Helios 500

Predator Helios 500は、ノートPCで動く、6コア12スレッドのCore i9-8950HKと、NVIDIAのGeForce GTX 1070 (8GB)を載せた、17.3型4K液晶のゲーミングノートPCです。液晶はNVIDIA G-Sync対応で、144Hzのリフレッシュレート。メタル製の薄い羽で作られた、同社の冷却システム「AeroBlade 3D ファン」を2基備え、CPUとGPUを効率的に冷却することも特徴。日本市場への提供はまだ未定だが今年後半に検討したいといい、価格も未定といいます。

詳細な仕様は不明ながら、”17.3型の高性能ゲーミングノート”から想像していたより、コンパクトな印象のきょう体でした。とはいえ、さすがに厚さは(最厚部で)3cmほどを超えているとみられ、重量は両手で持っても重さを感じました。インタフェースは右にイヤホン、マイク、USB Type-A端子、左にLANポート、USB Type-C×2という布陣。背面にはHDMI、DisplayPortが備えられています。背面には、ほぼ全体を覆うように排気口が設けられ、強い風が排出されていました。キーボードは、少し固めのしっかりとした打ち心地です。

  • 本体前面。キーボードは少し固めでしっかりとした打鍵です。AWSD、カーソルキー、タッチパッドはライティングされています

  • 背面は意外とシンプル。Predatorロゴが中央にあるのみでした

  • 背面にはHDMI、DisplayPortを搭載。ちょうどデュアル AeroBlade 3D ファンの排気口となっており、手を当てると強い風を感じます

  • こちらは左側面

  • 上部左のショートカットキー、中央の電源ボタンが目を引きます

  • 背面は3分の2ほどをAeroBlade 3D ファンの通気口が占めています

  • ディスプレイ解像度は3,840×2,160ドットの4K解像度。リフレッシュレートは144Hzで、G-Syncに対応します

  • 展示機のシステム構成。Core i9-8950HKを搭載し、メモリは32GBとなっています。4K映像の表示も(もちろん)なめらかでした

COMPUTEX TAIPEI 2018で6日に開催されたAMDカンファレンスでは、Ryzen 7 2700とRadeon RX Vega 56搭載のHelios 500が発表されており、実際この少し前、5月下旬に、台湾Acerがそのモデルを公式に予告していました。Ryzen 7 2700搭載モデルの登場も楽しみに待ちたいところです。

  • 6日に開催されたAMDカンファレンスでは、Ryzen 7 2700とRadeon RX Vega 56を搭載するHelios 500が告知されました