Appierは6月4日、プログラマティック・プラットフォーム「CrossX」で提供している「CrossX ターゲティング」の機能を強化したと発表した。

「CrossX」はユーザーのクロスデバイス行動を1分ごとに予測するAIアルゴリズムによって、キャンペーンに最良のオーディエンスを特定して広告在庫を購入する。オーディエンスのターゲティング、在庫情報と入札、最適化機能によって、クロスデバイスキャンペーンの効果を高める。

新バージョンの「CrossX ターゲティング」は、LTV最適化を実現する機能が追加された。具体的には、CrossXに搭載している機械学習・深層学習エンジンを強化することで、顧客企業のデータおよびAppierが保有するデータベースから、LTVが高いユーザーの抽出およびグルーピングを自動化した。また、潜在顧客の分類・抽出や購買予測の精度も向上させた。

化粧品・健康食品の通信販売を行う企業が「CrossX ターゲティング」をテスト導入したところ、広告キャンペーンにおいて、主要なSNSベンダー数社の施策と比べ、月平均の1ユーザー当たりの平均購入金額が最大3倍となり、LTVスコアは約60~90%程度高くなったという。

  • 化粧品・健康食品の通信販売を行う企業におけるAppierと他の施策のLTVスコアの比較