AS SSD Benchmarkには、巨大な単体ファイルのコピーを想定した「ISO」、小さなファイルを多数コピーすることを想定した「Program」、さまざまな大きさのファイルが混在した場合のコピーを想定した「Game」という、3種類のファイルコピーテストが用意されている。

WD Black NVMe SSD 1TBのファイルコピー時の転送速度は、ISOが1283.89MB/秒、Programが487.66MB/秒、Gameが1107.56MB/秒だった。WD Black PCIe SSD 512GBは、ISOが1091.95MB/秒、Programが482.91MB/秒、Gameが892.81MB/秒だ。WD Black NVMe SSD 1TBは、WD Black PCIe SSD 512GBに比べて、Programはほとんど変わらないが、ISOは約17%、Gameは約24%高速である。

  • AS SSD Benchmarkのファイルコピー

  • 「WD Black NVMe SSD」レビュー

    WD Black NVMe SSD 1TB

  • 「WD Black NVMe SSD」レビュー

    WD Black PCIe SSD 512GB

コンプレッションベンチマークも実行した。コンプレッションベンチマークは、圧縮が効かないランダムデータから、同じ値が続く圧縮しやすいデータへと、連続的にデータ構成を変えて、転送速度を計測するテストだ。

書き込み時にデータ圧縮を行うSSDなどでは、グラフが右肩上がりの曲線となるが、WD Black NVMe SSD 1TBもWD Black PCIe SSD 512GBもほぼ一定であり、データの圧縮のしやすさに関わらず、安定したパフォーマンスが得られることが分かる。ただし、WD Black NVMe SSD 1TBは、WD Black PCIe SSD 512GBに比べて、ライト速度の変動が大きい。

  • AS SSD Benchmarkコンプレッションベンチマーク

  • 「WD Black NVMe SSD」レビュー

    WD Black NVMe SSD 1TB

  • 「WD Black NVMe SSD」レビュー

    WD Black PCIe SSD 512GB