そして「タフテスト実験」体験ラボ。G-SHOCKの冠「タフネス」の称号を得るまでには100種類以上のテストが行われますが、ラボでは代表的なテストが3つ体験できました。

ハンマー試験

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防泥試験

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落下試験

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高速でコンクリート床に落とし破損や故障がないか調べる「落下試験」、5キロのハンマーを各面に50回以上当てて耐衝撃性能を調べる「ハンマー試験」、砂や泥水などに時計を沈めてボタンを押し防泥や防塵性を調べる「防泥試験」です。今まさに現役の防泥試験機が動いていたり、ハンマーが当たっても傷ひとつつかない様子を見たりできるのは、本当に「すごい!」の一言。

また、伊部さんが試作品を研究センタービル3階のトイレの窓から落として実験したことはファンには有名ですが、その流れをくむ落下試験も。自分で圧力を加えてから空気圧でフェイスを叩きつけるのですが、ものすごい迫力です。言葉や映像で知ってはいても、実際に見るとやはり威力や速度に圧倒されます。思わず「おお~!」と声を上げてしまう人もたくさん。またどの試験ブースも熱心に見る子どもたちが多く、未来のG-SHOCKファン、ひいては開発者の姿が見えたかのようでした。

ファン感涙の全シリーズ&歴代モデルがずらり

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歴代モデルブースには、通称「イルクジ」のICERCコラボ、ラバコレ「LOVER'S COLLECTION」、「G-LIDE」やブランドコラボ、そして陸海空の過酷な環境に特化した「MASTER OF G」シリーズ、カエルこと「FROGMAN」と、ほぼ全シリーズの代表モデルがずらり。

筆者が目をひかれたのは、1990年代の「イルクジ」や「LOVER'S COLLECTION」、クロスバンドの「G-LIDE」コーナーです。特に1996年誕生時の「ラバコレ」や白いスケルトンケースの「イルクジ」は、雑誌でしか見たことがない幻のモデルだっただけに、思わず歓声をあげてしまいました。

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    ICERCコラボモデル

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  • LOVER'S COLLECTION(ラバコレ)

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    FROGMAN

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    MASTER OF G GULFMASTER

実際に手に入れられたのはG-LIDE 540°でしたが、本当に嬉しかった覚えが……なんて自分語りすらしたくなる懐かしいモデルの数々。私のように当時に思いを馳せた人も多かったのでは。でも、そんな強い思い入れが持てるモノの魅力がありながら、気負わずガンガン使える気軽さもあるのがG-SHOCK!

ブース全体を観察してみると、男性ファンが大半かと思いきや、ファッショナブルな女性や年輩のご夫婦、親子連れなど本当にさまざま。おそろいのG-SHOCKをつけて記念撮影をする親子、熱心に説明を読む人、スタッフと話し込む人、みんなが楽しそうな表情を見せていました。まさに「その人の生活にあわせて寄り添ってくれる存在」なのでしょうね。

生みの親のトークを聞く

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  • 試作品(のレプリカ)を手に、トーク中の伊部さん/サインをもらうファンの長蛇の列

伊部塾では伊部菊雄さんのトークやサイン会、記念写真撮影なども。初代モデルの開発裏話では、実験に使った試作品(テープをぐるぐると巻いたソフトボール大のもの)のレプリカを片手に話され、当時の様子が伝わってくるかのようでした。サインや記念写真に喜ぶファンの手にはもちろんG-SHOCK。珍しい色や形のモデルをつけている人も多く、ファン感謝祭らしい光景が見られました。