オーディオ別基板のRyzen用Mini-ITX

ASUSの「ROG STRIX X470-I GAMING」は、X470チップセットを搭載した第2世代Ryzen対応のMini-ITXマザーボード。ROGブランドのハイエンドモデルとなっており、高性能なミニPCの構築に適している。M.2スロットとSupremeFX回路を一体化したライザーカード「オーディオコンボカード」も付属。価格は27,000円前後だ。

  • ASUSの「ROG STRIX X470-I GAMING」。Mini-ITXながら多機能なモデルだ

  • 「オーディオコンボカード」を搭載。M.2ヒートシンクは発光機能付き

同社のRyzen向けMini-ITXマザーボードには従来、グラフィックス出力端子が無かったが、この新製品にはHDMIポートを追加。製品ポジション的に、グラフィックスカードの使用がメインにはなるだろうが、GPUを内蔵するRyzen Gでの利用にも適している。

  • バックパネルにHDMI端子を搭載。有線LANはIntel製のGbEとなる

  • M.2は、基板の裏側にも1スロット用意されている(合計2スロット)

2画面対応のRyzen用Mini-ITXマザー

ASRockの「Fatal1ty X470 Gaming-ITX/ac」も、X470チップセットのMini-ITXマザーボードだ。8フェーズ電源、ニチコン製12K Black Caps、Intel製のGbEとIEEE 802.11acなどを搭載。グラフィックス出力は、HDMIとDisplayPortの2系統を備え、Ryzen Gの利用による2画面出力が可能だ。価格は25,500円前後。

  • ASRockの「Fatal1ty X470 Gaming-ITX/ac」。こちらもハイエンド仕様だ

  • バックパネルにはUSB3.1タイプCポートも搭載。M.2スロットは裏面にある

また、A320チップセットを搭載する廉価版の「A320M-ITX」も新発売。機能はX470 Gaming-ITX/acから一部省略されているものの、Intel製のGbEなどは引き続き搭載。A320のため、オーバークロックは不可となるが、価格が安いのは魅力的だ。グラフィックス出力がデュアルHDMIになっているのも面白い。価格は13,000円前後。

  • こちらが「A320M-ITX」。基本仕様はX470 Gaming-ITX/acに結構近い

  • バックパネルのI/O。デュアルHDMIにUSB3.1タイプC(Gen1)などを備える