Synologyは5月18日、6ベイNASキット「DiskStation DS1618+」を発表した。代理店のアスクなどを通じて同日から出荷が開始されている。店頭予想価格は94,800円前後(税別)の見込み。

  • 6ベイNASキット「DiskStation DS1618+」

    6ベイNASキット「DiskStation DS1618+」

3.5インチか2.5インチのストレージを6台まで内蔵できる6ベイNASキット。ファイルサーバー機能、アプリケーションホスティング、データバックアップなどに適している。内蔵できるストレージ容量は最大72TBで、拡張ユニット「DX517」を2台まで増設可能。最大ベイ数を16基に拡張でき、この場合の最大容量は192TB。

  • 6ベイNASキット「DiskStation DS1618+」

    内蔵するHDDの着脱も容易

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    背面のインタフェース類

CPUにはIntel Atom C3538(2.1GHz)を搭載し、4GBのDDR4メモリを内蔵(最大32GB)。フェイルオーバーとリンクアグリゲーションに対応したGigabit Ethernet対応有線LANポート×4基を持ち、転送速度はリード最大1,551MB/s、ライト最大586MB/sと高速。

M.2 SATA SSDをSSDキャッシュとして利用できる「M2D17 PCIe アダプターカード」や、2ポートの10GbEポートを増設するネットワークインタフェースカードなどの拡張機器を利用することで、スループットをさらに高速化できる。

OSにはブラウザベースの「DiskStation Manager(DSM)」を採用。セキュリティや作業効率を向上するアプリが多数用意されている。ファイルシステムは、EXT4、EXT3、FAT、NTFS、HFS+、exFATに対応するほか、最新のストレージ技術を採用するBtrfsもサポート。RAIDの構築も可能で、対応RAIDモードはRAID 0 / 1 / 5 / 6 / 10 / JBOD / Basic / Synology Hybrid RAID。

ネットワークカメラサーバーとして最大40台までのIPカメラを管理する機能もあり、2台分の無料カメラライセンスも付属。USB 3.0ポート×2基とeSATAポート×2基も備え、冷却用に92mmファン×2基を内蔵。最大ユーザーアカウント数は2,048、最大同時接続デバイス数は1,000。本体サイズはW282×D243×H166mm、重量は5.05kg。