Googleは5月7日(米国時間)、「Android Developers Blog: Say Hello to Android Things 1.0」において、IoTデバイス向けのオペレーティングシステム「Android Things 1.0」の公開を伝えた。プロダクションユースレベルのバージョンに仕上がったとしており、今後、少なくとも3年間にわたってサポートが提供されると見られる。

今回のバージョンアップに合わせて、NXP i.MX8M、Qualcomm SDA212、Qualcomm SDA624、MediaTek MT8516をベースとしたSystem-on-Module (SoM)を新たにサポートすることを発表した。これらハードウェアは3年間サポート対象になるとされている。また、Raspberry Pi 3 Model BとNXP i.MX7Dは今後も開発者向けハードウェアとしてサポートが継続される。NXP i.MX6ULはサポート対象から外れる。

  • NXP i.MX8M - 資料: Android Studioデベロップメントチーム提供

    NXP i.MX8M - 資料: Google

  • Qualcomm SDA212 - 資料: Android Studioデベロップメントチーム提供

    Qualcomm SDA212 - 資料: Google

  • MediaTek MT8516 - 資料: Android Studioデベロップメントチーム提供

    MediaTek MT8516 - 資料: Google

「Android Things 1.0」の大きな特徴はバグや脆弱性の修正などを目的としたアップデートが3年間は提供される点にある。さらに長期のサポートを望む場合はオプションを提供するほか、手動でアップデートを提供することも可能とされている。