Google CEOのSundar Pichai氏は、現実社会の課題解決のために、何を創り出すのかに広い目で注意しながらもイノベーションを進めるべきだと7,000名を超えるユーザーが集うカリフォルニア州マウンテンビューで開催中の開発者向け年次イベントGoogle I/O 2018において、AIを推し進める構えを示した。公式ブログにはSundar Pichai氏の寄稿が掲載されている。

機械学習による画像解析が大きな効果をもたらす事例は増加しているが、2年前に同社チームがニューラルネットワークで掴んだ糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)の画像上の兆候は、今年に入って同じ画像でも驚くべき精度の向上を把握できるようになっていることを例に挙げ、医療や病院などにもこの効果を知って欲しいとしている。(2月のGoogle AI Blogブログ)。また、AIはGoogle製品を通して"時間の削減"にも寄与できるとGmailによる新たな予測入力機能Smart Composeやワンタップで明度や回転、シェアなど写真の動作をサジェストするGoogle Photosや新たなGoogle Assistantなどを紹介し、時間の削減に寄与するAIの力をアピールしている。

Digital Wellbeing<a href="https://wellbeing.google/" target="_blank">公式サイト</a>

digital wellbeing公式サイト

また新たなテクノロジーGoogle Duplexを紹介している。電話を通じた自然な通話を作り出しタスクを行うコンセプトでまだ道半ばとしながらも、Google AI Blogにはヘアサロンへのアポイントやレストランの予約をスムーズな音声で実現するサンプルが掲載されている。そのほか、Google MapsやGoogle LensなどAIの力が時間を削減し、人々の生活やビジネスをより快適にさせていく例を紹介し、テクノロジー自体が課題を生み出すことも我々は理解しており、バランスの取れた"digital wellbeing"(デジタル幸福)にも注意していかなければならないと新たなAndroid Pに搭載されるスマートフォンを裏にするとはじまる"shush"(静かに)モードやYouTubeを見過ぎると"taking a break"(休憩)を勧めるなど新たな取り組みを開始したことも発表している。