狭い日本と言われながらも47都道府県の観光地すべてに足を運んだ人はどれくらいいるのだろう。海外と言わずとも、未だ見ていない日本の景色や街並みにGW(ゴールデンウィーク)くらい足を運んでみたい。そう思う人も多いだろう。

公益社団法人日本観光振興協会は、国内宿泊データからその動向を予測する観光予報を行っているが、GWの東京都民宿泊動向分析なども発表している。観光予報プラットフォームは、地域活性化やサービス事業者の生産性向上を目指し、宿泊動向を軸にしたデータ活用プラットフォームで無料/有料で詳細なデータ分析を行える。日本全体の宿泊実績約1億拍以上(3月末)のビッグデータを解析している。

1日に発表した5月の観光予報では、GW明けの5月中旬(5月18日から20日)の主要観光地や都市部の混雑度、GW後半の宿泊予想数とともにトピックスとして、2018年GWの都民宿泊動向を昨年のGWとの分布グラフでの比較で掲載。20,000人以上の赤い地点の有無だけで比較すると、新潟県佐渡島や青森県十和田氏近辺、目視レベルでの大幅増加がうかがえるが、データ全体からの概況として、東方地域、甲信越、北陸地域の市町村への宿泊傾向が見られ2018年は東北地域の市町村がやや強く選択、沖縄の南の島で過ごす都民もやや多く見られる傾向にあるとしている。

  • GW(4/28-5/6の予測)(同協会資料より)

    GW(4/28-5/6の予測)(同協会資料より)

また、5月と6月の宿泊予約数と宿泊予約者居住地のランキングも掲載しており、市町村別の国内宿泊予約者数が月によって大きく異なるのも特徴的だ。プラットフォームは機能の異なる無料と有料版があるが、より詳細なデータやレポートを見られる。