Oracleは現地時間17日、同社の公式ブログOracle Developers Blogで、新たなVM「GraalVM」1.0を公開したことを発表した。Community Edition(CE)とEnterprise Edition(EE)の2種類が用意されており、EEは非商用利用などライセンスや機能がCEとEEでは異なる。CEはオープンソースでGitHubに公開、EEは Oracle Technology Networkからダウンロードでき、公式サイト(英文)から各ダウンロードリポジトリへのリンクが張られている。Linux、macOS用のバイナリが用意されている。
GraalVMは、広範なプログラミング言語をサポートするVirtual Machineで、数年前に同社Labで立ち上がったプロジェクトは、全ての言語にハイパフォーマンスな環境を提供することを目的に開発、v1.0に至っている。公式ブログによると1.0では、JVMベースの言語Java, Scala, GroovyやKotlin、Node.jsを含むJavaScript、LLVMによるC、C++、Rust、実験的なバージョンとしてRuby、R、Pythonの実行が可能だと紹介している。