これまで、ウィメンズヘルスクリニック東京における検査やカウンセリング、宮崎県にあるシーガイアでの滞在型医療プログラム1日目をレポートしてきた。そして、いよいよ2日目について報告する。

なお、前回の記事でも触れたが、アンファーが提供するこの「ハッピーエイジング・ドック」は、本来3泊4日のプログラムだ。だが、今回は取材ということで、特別に1泊2日にしていただいた。日程は短かったが、それだけにギュッと凝縮された内容となった。

2日目のレポートに入る前に、シーガイアでひときわそびえる滞在先「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」(以下、シェラトン)の施設について触れよう。前回のレポートでもいくつか施設を掲載したが、紹介し切れていないところがまだまだある。

まずはシェラトンの入り口から。このホテルのクルマ寄せは2階にあるが、そこまではゆるくカーブしたスロープを上がっていく。南国の植栽が見え、リゾートに訪れた気分を高めてくれる。

そしてロビーが圧巻だ。かなり天井の高い吹き抜けになっており、中央には緑に囲まれたカクテルバーがある。はやりリゾート気分を高めてくれる。

  • 左:入り口につながるスロープ。右:天井が高くゆったりとしたロビー空間

採光も豊かで、自然の明かりの中でくつろげる。そして何よりも広い。ロビーの各所にゆったりしたソファーが多くあり、リラックスして過ごせる。

共有スペースが多いのも魅力

ロビーに限らず共有スペースが多いのも、このシェラトンの特徴だと感じた。その代表格が2階にある宿泊者専用ラウンジ「風待ちテラス」だ。ここではコーヒーやスイーツを楽しみつつ、ブックセレクターの幅允孝氏により「旅」をテーマにセレクトされた、多種多様な本を読むことが可能だ。空想の中で旅を楽しむことも未病の改善につながる。そして風待ちテラスの最奥にはレタールームを設置。アンティーク調のポストや机が用意され、旅の思い出を綴ったり、手紙を書いたりできる。なお、レタールームに用意された筆記具は、ファーバーカステルのアーティスト向け色鉛筆やパーカーの万年筆だった。ファーバーカステルは世界最古の筆記具メーカーだし、パーカーは調印式などでしばしば使われる名門だ。筆記具にもかなりこだわっているのが伝わってくる。10年後の自分に手紙を書くこともできる。10年先を想像して生きることも若さを保つ秘訣だ。

  • 上段:くつろげる風待ちテラス。書棚には旅行中心の書籍が置いてある。下段:風待ちテラスの一番奥にあるレタールーム。筆記具もこだわりが感じられる

ガーデンエリアである「THE LIVING GARDEN」にもリラックスできる工夫が施されている。タープの下には焚火を囲む広めのソファー席が用意され、無料で提供される焼きマシュマロやコーヒーでゆったりと過ごすことができる。また、プールサイドに張られたガゼボの中には冬仕様の掘りごたつを用意。今、注目されているグランピング気分を味わえる。

  • THE LIVING GARDEN内にあるの「焚火のリビング」と「水辺のガゼボ」