スイス・バーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2018」。和の伝統を随所に盛り込んだG-SHOCK MR-GやOCEANUSリミテッドをはじめ、会場で初のお目見えとなったモデルの数々はすでに別記事でご覧いただいた通り。

ここでは、会場内カシオブースの雰囲気をできる限り多くの写真でご紹介。(カシオブースはクローズド・ブースなので)たとえ現地へ行っても一般入場者は見ることができない「壁の向こう側」をお届けします!(写真はすべてクリックで拡大表示)

  • BASELWORLD 2018・カシオブース
  • BASELWORLD 2018・カシオブース
  • BASELWORLD 2018のカシオブース。カメラの画角に収まらない大きさ!

  • バーゼルは快晴! 旗がキレイだったので1枚

BASELWORLD 2018のカシオは、昨年(2017年)に引き続き、ホール1.1に巨大な展示ブースを構築。昨年はエントランスに縦長のサイネージを設置して目を引きましたが、今年はメイン通路に面した壁面をそのまま巨大スクリーンとして、製品のイメージ映像をループ上映。多くの来場者が思わず足を止め、和の伝統美や先進技術を象徴する鮮烈なビジュアルに見入っていました。

  • BASELWORLD 2018 カシオブース入口の左側壁面モニターで上映された動画です。全景は入っていませんが、雰囲気をお楽しみください

受付の女性にリードされてエントランスを抜けると、そこにはG-SHOCKの最上位モデルMR-Gのスペシャルモデル「MRG-G2000HA」の姿が。そして、まるでそれを護るように、鎧武者の甲冑と日本刀!!

  • BASELWORLD 2018・カシオブース

    カシオブースの受付け。壁面も和のテイスト

  • BASELWORLD 2018・カシオブース

    ブースに入ると、まず目に入るのがこの風景。MR-Gも刀も鎧武者も、ものスゴい存在感です!

MRG-G2000HAは、日本刀の鉄鐔(てつつば)がモチーフ。そう、あの「つばぜりあい」の語源となった日本刀の鐔です。その「鉄を叩くことで生まれる質感」をイメージして、ベゼルとバンドの中駒に「荒し鎚目」と呼ばれる技法を施しています。

このストーリーを形にするため、カシオは今回、実際に日本刀の製作を発注。伝統の技術を受け継ぐ刀鍛冶職人の方々の手により、この一口(ひとふり)の芸術品が誕生。遠路、海を渡ってスイスにて展示されたというわけです。

なお、この日本刀、号は「重力丸」とのこと。鐔には荒々しい「G」の意匠が刻まれています。

  • BASELWORLD 2018・カシオブース

    G-SHOCK MR-G「MRG-G2000HA」のイメージソースとなった「鉄鐔」。これは今回オリジナルで作り起されたもの

  • BASELWORLD 2018・カシオブース

    MR-Gのスペシャルモデルにも使用された、鎚起(ついき)の技法に使用される道具。極めてシンプルな道具と名工の腕で、あの装飾が生まれます

  • BASELWORLD 2018・カシオブース

    これが「重力丸」の刀身だ!

  • BASELWORLD 2018・カシオブース

    見よ! この鋭い切っ先を!! これを運んで展示するのは色々と大変だったとか

  • BASELWORLD 2018・カシオブース

    「重力丸」を作った名工の方々

  • BASELWORLD 2018・カシオブース

    遮光分散型ソーラーセルとコネクテッドエンジン3Wayのモジュール

  • BASELWORLD 2018・カシオブース

    今回、カシオはメイドインジャパンブランドであることも強く訴求していました