DMM.com ラボと早稲田大学理工学術院総合研究所は3月26日、理工学術院総合研究所 最先端ICT 研究所内に共同研究室「早稲田・DMM AI ラボ」を4月1日に開設し、最先端AI基盤の開発と実践的応用に関する研究を開始すると発表した。
DMM.comラボでは、Webの開発に加え、ビッグデータ解析やIoTなどの分野でも技術研究を行っている。また、早稲田大学理工学術院総合研究所 最先端ICT 基盤研究所では、機械学習、ディープラーニング、量子アニーリング(物理現象を利用した組み合わせ最適化のアプローチ)など、さまざまなAI基盤技術の研究・開発を行っている。
今回の共同研究では、最先端ICT 基盤研究所で開発する最先端AI基盤を用い、人の経験、感覚に依存する業務領域を、機械学習、ディープラーニング、量子アニーリングなどの技術を用いて代替し、効率化、定量化することを目指す。具体的には、レコメンド、不正取引検知、金融取引、品質保証(QA)、画像認識などへの応用を目的としている。
最先端ICT 基盤研究所では、同共同研究を通して、ビッグデータを扱う上でのノウハウを蓄積すると共に、基礎研究に留まることなく実社会への応用を目指す。また、DMM.comラボはグループ会社と協力して、この技術を既存事業の人の経験・感覚に依存した業務領域に向けて活用することで、ユーザーに提供できるサービス品質向上を通じた、革新的なユーザー体験を提供していくとしている。
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